停電時に家庭で必要なライトは、懐中電灯1本だけでは足りないことがあります。
夜の避難、トイレ移動、家族の安否確認、在宅避難の生活を考えると、家族人数分のライトと部屋用のランタンを分けて備えることが大切です。
■①ライト1本では家族全員を守りにくい
停電時、家族全員が同じ場所にいるとは限りません。
寝室、トイレ、台所、玄関、階段、子ども部屋など、別々の場所で明かりが必要になることがあります。
懐中電灯1本だけでは、誰かが移動するたびに不便になり、転倒やケガの危険が高まります。
■②目安は「人数分+置き型ライト」
家庭に必要なライトの目安は、家族1人につき1つの小型ライトです。
それに加えて、リビングや寝室に置けるランタン型ライトを1〜2個用意すると安心です。
小型ライトは移動用、ランタンは部屋全体を照らす用として使い分けます。
■③ヘッドライトもあると安全性が上がる
夜間避難や停電時の作業では、両手が空くヘッドライトが役立ちます。
子どもの手を引く、荷物を持つ、階段の手すりを使う、携帯トイレを準備する場面で安全に動きやすくなります。
懐中電灯だけでなく、ヘッドライトも1つは備えておきたい装備です。
■④被災地では暗さが生活の不安を大きくした
被災地派遣やLO活動では、停電した夜に、足元が見えない、トイレに行きにくい、荷物を探せないという不安を多く見てきました。
暗さは、転倒やケガだけでなく、心理的な不安も大きくします。
元消防職員・防災士として見ると、家庭のライトは「明るくする道具」ではなく、夜間の安全と安心を守る防災装備です。
■⑤電池と置き場所まで決めておく
ライトは、持っているだけでは意味がありません。
予備電池、充電ケーブル、モバイルバッテリーも一緒に準備します。
玄関、寝室、リビング、非常用バッグなど、使う場所ごとに置いておくと、停電時に探さず使えます。
■まとめ|家庭のライトは人数分とランタンで備える
結論:家庭に必要なライトの数は、家族人数分の小型ライトに加えて、部屋全体を照らすランタン型ライトを1〜2個備えることが大切です。
家庭用ライトで一番危ないのは、「懐中電灯が1本あるから大丈夫」と思い込み、家族が別々に動く場面や夜のトイレ移動を想定していないことです。

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