消防防災ブログ

雪道で事故が起きる理由は“雪そのものが滑る”のではなく、雪の下にできる「水の膜」と「氷板（アイスバーン）」が原因。ここでは、防災士として「なぜ滑るのか？」「冬用タイヤは何が違うのか？」をシンプルに解説する。■① 雪道で滑る最大の理由は“水の...

地震のニュースで必ず出てくる「震度」と「マグニチュード」。同じように聞こえるが、この2つは意味がまったく違う。これを理解しているだけで、災害情報の“読み解き力”が一気に上がる。防災士の視点で、家族を守るための基礎知識として整理する。■① マ...

1995年1月17日 午前5時46分。淡路島北部を震源とする M7.3・直下型の大地震 が兵庫県南部を直撃し、6,434人が犠牲となった。わずか 20秒の揺れ が、都市を破壊し、社会全体に巨大な衝撃を与えた。ここでは、防災士の視点で「現代家...

1923年9月1日に発生した 関東大震災（M7.9）。東京・横浜を中心に10万5千人以上が犠牲となり、日本の防災史を語る上で最も重要な災害のひとつだ。地震そのものだけでなく、火災・風・都市構造・避難行動など、複合的な要因が被害を拡大させた。...

冬の道路は、“夏とは別世界”。初雪・路面凍結・ブラックアイスバーンが一瞬で事故を生む。そのとき命を守るのが、● スタッドレスタイヤ● オールシーズンタイヤ● タイヤチェーンこの3つ。ここでは、防災士として“それぞれ何が違うのか・どこまで安全...

地震の揺れは、実は1種類ではない。最初に到達する P波（初期微動） と、後から強烈に来る S波（主要動） の2種類がある。この違いを知っているだけで、あなたは揺れの“数秒〜十数秒の猶予”を安全行動に変えることができる。防災士の視点で、P波・...

地震とは何か？もっとも本質的な答えは “断層が急にズレる現象” だ。私たちが感じる揺れは、地中の岩盤がたまり続けた力に耐えきれず、一気に破れるようにズレ動くことで発生する。ここでは、防災士の視点で「地震＝断層活動」の仕組みをやさしく解説する...

日本列島は4つのプレートがぶつかる世界有数の地震地帯だが、その中でも“最大級の陸側プレート”が ユーラシアプレート だ。本州・四国・九州の大部分を支える巨大構造であり、南海トラフ巨大地震とも深い関わりを持つ。ここでは、防災士の視点でユーラシ...

日本列島の東側（関東〜北海道）では、地震の多くが 北米プレート の内部や境界で発生している。太平洋プレートに比べると目立たないが、日本の地震活動を理解するうえで欠かせない重要プレートだ。ここでは、防災士の視点で北米プレートの特徴と、日本の防...

ニュースでよく聞く「南海トラフ」。その中の“トラフ”とは何を指すのか？実はトラフとは、海底が細長く凹んだ地形のこと を意味し、プレートが沈み込む場所にできる“巨大なくぼみ”の名称だ。ここでは、防災士の視点で「トラフ」の正体をやさしく解説する...