【元消防職員が解説】消防士になる前にやってはいけないこと|入校前のNG行動の判断基準

消防士採用試験に受かったあと、ついやってしまいやすいのが
「もう受かったから大丈夫」
という気の緩みです。

もちろん、合格したこと自体は大きいです。
ただ、消防学校に入る前の過ごし方で、入校後のしんどさはかなり変わります。

結論から言えば、消防士になる前にやってはいけないことは、“合格後の時間を自由時間として使い切ってしまうこと”です。
東京消防庁は、採用予定者が消防学校入校までの期間に、入校後の消防活動訓練へ必要な体力を効果的に養うことを目的として、自主的な体力トレーニング資料を示しています。
また、消防庁の教育訓練基準でも、初任教育は新たに採用された全ての消防職員に対する基礎的教育訓練と位置づけられています。
つまり、採用後は「終わった期間」ではなく、消防学校に入るための準備期間です。 oai_citation:1‡東京しごとセンター

元消防職員として率直に言えば、入校前にやってはいけないことは、特別な失敗ではありません。
むしろ多いのは、
生活リズムを崩す、体調管理を軽く見る、急に追い込む、準備を後回しにする
といった、地味だけど効く失敗です。
消防学校で最初に崩れる人は、根性がない人というより、入る前の土台づくりを甘く見た人です。

■① 一番やってはいけないのは「合格したから全部リセットすること」

消防士採用試験に合格すると、安心して一気に気が抜ける人はかなり多いです。
それ自体は自然です。
ただ、元消防職員として一番避けたいのは、
合格前に作っていた生活や運動習慣を全部切ってしまうことです。

東京消防庁が、採用予定者向けに入校前トレーニング資料を示していること自体、入校前の準備には意味があるという前提です。
だから、受かった後に何もしなくなるのは、かなりもったいないです。 oai_citation:2‡東京しごとセンター

消防学校は、ゼロから教わる場所ではあります。
でも、ゼロのまま入って楽な場所ではありません。
元消防職員として言えば、採用後にやってはいけないのは、
「一回全部だらけて、入校直前に戻せばいい」
という考え方です。
これをやると、かなりきついです。

■② 昼夜逆転と夜更かしはかなり危ない

入校前のNG行動として、かなり大きいのが生活時間帯の崩れです。
消防学校は全寮制で朝から夜まで管理された生活になることが多く、教育訓練そのものが密です。
消防庁資料では、初任教育は基準上800時間の教育時間を持つ基礎教育訓練とされており、消防学校での生活は短期間でもかなり濃いです。 oai_citation:3‡防災科学技術研究所

元消防職員として率直に言えば、入校前にやってはいけないことの代表格は、
昼夜逆転、夜更かし、朝起きない生活を続けることです。

消防学校で最初にしんどくなる人は、体力だけでなく、
朝に起きられない
夜に切り替えられない
眠くて授業と訓練の両方がきつい
という崩れ方をします。
だから入校前は、遊ぶなではなく、生活時間帯だけは壊さない方がいいです。

■③ 体力づくりで“急に追い込む”のは逆効果

採用後に不安になって、急に走り込みや筋トレを増やす人がいます。
でもこれはかなり危ないです。
消防庁の安全管理通知では、熱中症対策として事前の体調管理を徹底し、体調不良の隊員は訓練参加を控えること、水分・塩分補給や休息を取ることが示されています。
また、東京消防庁の資料も「入校後の消防活動訓練に必要な体力を効果的に養う」ための自主トレを想定しており、無理な追い込みを勧めているわけではありません。 oai_citation:4‡防災科学技術研究所

元消防職員として言えば、入校前にやってはいけないのは、
昨日まで何もしていなかった人が、急に毎日限界まで追い込むことです。

これをやると、


すね
足首

を痛めやすいです。
消防学校前は、強くなることより、壊さないことの方が大事です。
だから急な追い込みはかなりNGです。

■④ 体調不良を隠して無理するのはかなり危ない

消防庁の安全管理通知では、作業開始前の健康状態確認や、事前の体調管理の徹底が求められています。
また、熱中症対策では、健康状態を確認し、必要があれば訓練参加を控えるべきことが明記されています。 oai_citation:5‡防災科学技術研究所

元消防職員として率直に言えば、消防士になる前にやってはいけないことの中でも、かなり危ないのが、
不調を「これくらい大丈夫」で押し切ることです。

採用後は、
風邪気味でも無理する
腰が痛いのに走る
睡眠不足のまま動く
持病や薬のことを軽く見る
こうした行動が、そのまま入校後の崩れにつながります。

消防の世界では、我慢強さは大事です。
でも、無理を隠すことは強さではありません。
入校前は特に、不調を整える方を優先した方がいいです。

■⑤ 書類・持ち物準備を後回しにするのはかなりもったいない

採用後は、意外と事務的な準備も多いです。
入校案内、必要書類、支給品確認、生活用品準備など、細かい準備が重なります。
元消防職員として見ると、ここを後回しにして最後に焦る人はかなり多いです。

消防学校に入る前にやってはいけないのは、
「直前に一気にやればいい」と考えることです。

これをやると、
指定品の確認漏れ
保険証や印鑑の見落とし
消耗品不足
生活用品の買い忘れ
が起きやすいです。
消防学校は入ってから忙しいので、持ち物で詰まるとかなり地味にきついです。
だから準備は早めがいいです。

■⑥ お金を使いすぎるのも危ない

採用後は安心して、遊びや買い物で一気にお金を使いたくなることがあります。
もちろん少し楽しむのは悪くありません。
ただ、元消防職員として率直に言うと、入校前にやってはいけないのは、
必要な準備費まで削るような使い方です。

生活用品、洗い替え、消耗品、飲料水、小銭、サポーター、コルセットのような地味な物が、消防学校ではかなり効きます。
ここを軽く見て、遊びや娯楽に偏らせると、入校後にじわじわ効いてきます。
だから採用後は、「ご褒美」より先に「準備費」を確保した方がいいです。

■⑦ 家族や恋人に何も伝えず入るのもズレやすい

消防学校に入ると、連絡頻度や会える頻度はかなり変わることがあります。
全寮制や訓練生活では、これまで通りの連絡が難しくなることも普通です。

元消防職員として見ても、入校前にやってはいけないのは、
周囲に何も共有しないまま、急に生活を変えることです。

家族や恋人に対して、
連絡が減るかもしれない
疲れて返事が短くなるかもしれない
週末も余裕がない時がある
という前提を伝えておくと、かなり違います。
何も言わずに入ると、入校後に余計なすれ違いが増えやすいです。

■⑧ “消防学校は入ってから何とかなる”と思いすぎるのも危ない

消防庁の教育訓練基準では、初任教育は新たに採用された消防職員全てに対する基礎的教育訓練とされ、消防学校はかなり体系的な教育の場です。
つまり、入ってから教わるのは事実です。
でも、それを
「何も準備しなくていい理由」
にするのは違います。 oai_citation:6‡防災科学技術研究所

元消防職員として率直に言えば、
何も知らなくても入れる
と、
何も準備しなくていい
は全然違います。

消防学校で入りやすい人は、完璧な人ではありません。
ただ、
朝型生活
軽い体力づくり
持ち物整理
気持ちの整理
くらいは整えています。
ここを甘く見ると、最初の1か月で差がつきやすいです。

■⑨ まとめ

消防士になる前にやってはいけないことは、合格後の時間を“完全な自由時間”として使い切ってしまうことです。
東京消防庁は、採用予定者に対して、消防学校入校前に必要な体力を効果的に養うための自主トレ資料を示しており、消防庁の教育訓練基準でも初任教育は新たに採用された全ての消防職員に対する基礎的教育訓練とされています。
さらに消防庁の安全管理通知では、事前の体調管理を徹底し、体調不良時は訓練参加を控えることが明記されています。
つまり、採用後は「何をしてもいい期間」ではなく、消防学校に崩れず入るための準備期間です。 oai_citation:7‡東京しごとセンター

元消防職員として強く言えるのは、入校前にやってはいけないのは、
昼夜逆転、急な追い込み、体調不良の放置、準備の後回しです。
迷ったら、まずは生活リズムを整える。
次に軽い体力づくりを続ける。
そして持ち物と書類を早めに整理する。
この3つを外さないことが、一番現実的です。

出典:東京消防庁「消防学校入校前の体力トレーニング」

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