【元消防職員が解説】消防学校に入る前の最後の自由時間はどう使うべきか|後悔しにくい過ごし方の判断基準

消防学校に入る前、意外と迷いやすいのが
「最後の自由時間をどう過ごすべきか」
という点です。

旅行に行った方がいいのか。
趣味を思い切り楽しんだ方がいいのか。
家族や恋人との時間を優先した方がいいのか。
それとも、体力づくりや準備に全部使うべきなのか。

結論から言えば、消防学校前の最後の自由時間は、“思い出作り”だけに使うより、“心と体と生活を整えながら、会いたい人に会っておく”使い方の方が後悔しにくいです。
消防学校は、採用後に約6か月間の全寮制で、知識・技能・体力・服務規律を集中的に身につける期間です。
埼玉県消防学校の公開日課でも、起床から消灯までかなり密度の高い生活が組まれています。
つまり、入校前の自由時間は、単なる休暇ではなく、しばらく自由が減る前の調整期間として考える方が現実的です。 (fdma.go.jp)

元消防職員として率直に言えば、入校前の最後の自由時間で一番大事なのは、
「一番楽しいことを詰め込むこと」ではありません。
入校後に“やっておいてよかった”と思える状態を作ることです。
だから、旅行も趣味も否定しませんが、疲れを残す使い方はおすすめしにくいです。

■① まず前提として、“本当に自由な時間”はしばらく減ると考えた方がいい

消防学校に入ると、生活はかなり変わります。
消防庁は、採用された消防士が配属前に約6か月間、全寮制の消防学校に入り、基礎知識・技能・体力・服務規律を学ぶと案内しています。
また埼玉県消防学校の初任教育学生の日課では、朝から夜まで授業、課外活動、自席学習、点呼が続き、消灯は22時30分です。 (fdma.go.jp)

つまり、入校前の自由時間は
「またいつでも取れる休み」
ではなく、
“しばらく取りにくくなる時間の前”
です。

元消防職員として見ても、この前提を持っている人の方が、入校後のギャップが小さいです。
だからこそ、最後の自由時間は雑に使わない方がいいです。

■② 一番おすすめなのは“会いたい人に会っておくこと”

入校前の最後の自由時間で、あとから後悔しにくいのは、やはり会いたい人に会っておくことです。

たとえば、

・両親
・兄弟姉妹
・祖父母
・恋人
・親しい友人
・お世話になった人

です。

元消防職員として率直に言うと、消防学校に入ると、スマホや連絡の自由度、帰宅頻度、会えるタイミングはかなり変わります。
だから、「いつでも会える」と思っている相手ほど、先に会っておいた方がいいです。

特に家族とは、長く話すというより、
安心させておくこと
がかなり大事です。
入校後の自分にとっても、それが支えになります。

■③ 旅行は“行っていい”。ただし“疲れを残さない”が条件

最後の自由時間に旅行へ行きたい人も多いと思います。
これは悪くありません。
むしろ、入校前に一度リフレッシュすること自体は意味があります。

ただし、元消防職員としておすすめしたい条件があります。
それは、疲れを残さない旅行にすることです。

たとえば、

・遠すぎない
・夜更かししすぎない
・連日移動で消耗しない
・暴飲暴食しすぎない
・入校直前まで予定を詰めすぎない

このあたりです。

入校前の旅行で避けたいのは、
「楽しかったけど体調を崩した」
「準備が間に合わなかった」
「生活リズムが壊れた」
という状態です。

消防学校前の旅行は、思い出作りとしてはあり、体調を崩す旅行はなし
この線引きがかなり大事です。

■④ 趣味は“やり納め”より“気持ちを整える使い方”がいい

趣味も大切です。
ゲーム、映画、読書、釣り、ドライブ、スポーツ、音楽。
入校前に好きなことをしておくのは意味があります。

ただ、元消防職員として言うと、ここでも大事なのは
反動を残さないことです。

おすすめなのは、

・気分が整う趣味
・一人で落ち着ける趣味
・疲れすぎない趣味
・入校後もしばらく思い出せる趣味時間

です。

逆に、

・徹夜
・昼夜逆転
・やりすぎて準備が後回し
・お金を使いすぎる

こうなると、最後の自由時間の使い方としては少しもったいないです。

消防学校前の趣味時間は、
テンションを上げ切るためというより、
心を整えるため
と考えた方が入りやすいです。

■⑤ “だらだら休む”より“生活を整えて休む”方が強い

自由時間があると、つい
「何もしたくない」
「とにかくだらだらしたい」
と思うこともあります。
それ自体は悪くありません。

ただ、元消防職員として言えば、
完全に崩れた休み方は入校後にきつく出ます。

たとえば、

・昼夜逆転
・寝すぎて朝起きられない
・食事が乱れる
・スマホや動画で時間が消える
・何も準備せず直前で焦る

この状態だと、自由時間を使ったのに、入校直前でしんどくなります。

だからおすすめは、
休む
でも
朝はある程度起きる
少し体を動かす
準備も進める
という形です。
整えて休む方が、消防学校前はかなり強いです。

■⑥ 体力づくりは“追い込み”ではなく“軽く維持”でいい

入校前になると、不安から急に走り込む人もいます。
でも元消防職員として率直に言うと、最後の自由時間に必要なのは、追い込みではなく調整です。

ここで無理をすると、

・膝を痛める
・腰をやる
・疲れが抜けない
・入校前に体調を崩す

となりやすいです。

だから最後の自由時間の体力づくりは、

・軽いジョギング
・散歩
・自重トレを少し
・ストレッチ
・睡眠確保

このくらいで十分です。
消防学校直前は、強くなるより、壊さないことの方が大事です。

■⑦ 最後の自由時間で一番価値があるのは“入校後の自分を助けること”

元消防職員として一番強く言いたいのはここです。
最後の自由時間で本当に価値があるのは、
その瞬間が楽しいかどうかだけではなく、
入校後の自分を助けるかどうかです。

たとえば、

・家族に顔を見せておく
・恋人と連絡の前提を話しておく
・持ち物を整えておく
・生活リズムを戻しておく
・少し気持ちを落ち着けておく

こうしたことは、入校してからかなり効きます。

消防学校に入ると、自由が減るだけでなく、気持ちの余裕も減りやすいです。
だからこそ、入校前の時間は
今の自分のためだけでなく、
未来の自分のために使った方が後悔しにくいです。

■⑧ まとめ

消防学校に入る前の最後の自由時間は、思い出作りだけに使うより、心と体と生活を整えながら、会いたい人に会っておく使い方の方が後悔しにくいです。
消防庁は、採用後の消防士が約6か月間、全寮制の消防学校で基礎知識・技能・体力・服務規律を学ぶと案内しており、埼玉県消防学校の公開日課でも、起床から消灯まで密度の高い生活が示されています。
つまり、入校前の自由時間は「またすぐ戻る日常」ではなく、しばらく自由が減る前の貴重な調整期間です。 (fdma.go.jp)

元消防職員として強く言えるのは、最後の自由時間で一番大切なのは「一番楽しく過ごすこと」だけではなく、入校後の自分を助けることです。
迷ったら、まずは会いたい人に会う。
次に、生活を整える。
その上で、疲れを残さない範囲で旅行や趣味を楽しむ。
この使い方が、一番現実的で後悔しにくいです。

出典:埼玉県「消防学校Q&A」

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