【元消防職員が解説】消防学校の食事で「好き嫌いが多くて不安」な人へ|結論、工夫すれば乗り切れる

消防学校に入る前、「食事が合わなかったらどうしよう」「好き嫌いが多くて食べられない日が続きそう」「体力が落ちるのが怖い」と不安になる人は多いです。
結論から言うと、好き嫌いが多くても、工夫すれば十分乗り切れます。大事なのは、好き嫌いを根性で直すことではなく、体調を崩さない“食べ方の設計”を作ることです。

私は元消防職員として、集団生活の中で食事が合わずに体調を崩す人を何人も見ました。被災地派遣(LO)でも、食事の選択肢が少ない環境で「食べられない→体力低下→判断力低下」という流れが起きるのを見ています。だからこそ、食事は気合いではなく、現実的な対策で守るのが正解です。


■① 好き嫌いが多い人が一番困るのは「栄養」より先に“食べる量”

好き嫌いが多い人は、栄養バランス以前に“量が減る”のが問題になります。
量が減ると、訓練の回復が遅れ、睡眠の質も落ち、怪我もしやすくなります。

最初の目標はシンプルです。
完璧な栄養ではなく、まず「最低限の量」を落とさないこと。


■② まずは自分の「食べられる柱」を3つ決める

入校前にこれだけ整理すると安心です。

  • 主食:ご飯/パン/麺のどれなら食べられるか
  • たんぱく質:卵/豆腐/納豆/魚/鶏肉など、食べられるもの
  • 汁物:味噌汁/スープは飲めるか

この“柱3つ”があると、多少おかずが苦手でも体力が落ちにくいです。


■③ 苦手な食材は「克服」より“回避のルール”を作る

好き嫌いが多い人ほど、「全部食べないといけない」と思って追い詰められます。
でも現実は、訓練を継続できる方が大事です。

おすすめは、苦手食材にルールを作ることです。

・絶対に無理なものは無理でOK
・食べられそうなものは一口だけ試す
・体調が悪い日は無理に挑戦しない

被災地の現場でも、無理に食べて吐いた人の方が回復に時間がかかりました。
消防は「気合いで倒れない」より「倒れないように調整する」が強いです。


■④ 体力を落とさない最短手段は「間食の設計」

食堂で食べられない日が続くのが不安な人ほど、間食を“保険”として持っておくと安心です。

おすすめは、常温で持てて短時間で食べられるものです。

・カロリーメイト系
・ゼリー飲料
・プロテインバー
・小袋ナッツ(いける人)
・おにぎり(買える環境なら)

これは甘えではなく、体力を守る装備です。


■⑤ 「早食いが苦手」も実は大事なポイント

好き嫌いが多い人は、食べるのが遅い人も多いです。
消防学校の食事は、時間が限られることもあります。

対策は簡単で、
・主食とたんぱく質を優先
・野菜は後回しでもOK
・飲み物で流し込まない(胃がやられる)
この優先順位だけ決めておくと事故が減ります。


■⑥ 実はみんな不安。だから「言い方」を整えると楽になる

「好き嫌いが多い」と言うと、甘えに見られそうで言いづらい人がいます。
でも、言い方を変えるだけで伝わりやすくなります。

例:
「訓練中に体調を崩したくないので、食事で困りそうな点を事前に相談したいです」
「食べられない日が続くと体力が落ちるので、自己管理の工夫をしたいです」

“わがまま”ではなく“自己管理”として伝えるのがコツです。


■⑦ 被災地の現場は「選べない食事」が普通。だから今のうちに練習になる

被災地派遣(LO)では、食事の選択肢が少ない日があります。
温かいものが食べられない、味が合わない、時間がない。そんな状況でも動き続ける必要があります。

だから、消防学校で「食べられる柱を確保する」「間食で補う」「体力を落とさない」工夫は、将来の現場力につながります。
好き嫌いを無理に直すより、動ける体を守るスキルを身につける方が実用的です。


■⑧ 最後に:好き嫌いがあっても“自己管理できる人”が一番強い

消防学校で求められるのは、完璧な人ではありません。
不安があっても、崩れないように整えられる人です。

・食べられる柱を3つ決める
・苦手は回避ルールを作る
・間食を保険にする
この3つだけで、現実的に乗り切れます。


まとめ

結論:消防学校の食事で好き嫌いが多くて不安でも、工夫すれば乗り切れる。食べられる柱(主食・たんぱく質・汁物)を決め、苦手は回避ルール、足りない分は間食で補う。体力を落とさない“自己管理”が最優先。


出典

厚生労働省 e-ヘルスネット「食事バランスガイド」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-001.html

コメント

タイトルとURLをコピーしました