【元消防職員が解説】消防学校脱落を防ぐ事前準備トップ5

消防(元消防職員が解説)

消防学校初任科は「入ってから頑張る」では遅い世界です。私は元消防職員として初任科を経験し、その後は被災地派遣やLOとして災害対応にも携わってきましたが、基礎ができている人ほど安定して成長していきます。逆に、準備不足は精神的な崩れにつながります。今回は、脱落を防ぐための事前準備トップ5を具体的に解説します。


■① 協調性トレーニング|脱落要因60%対策

消防学校で最も多い脱落要因は協調性不足です。

・家族で「号令練習」(「一礼!」「承知!」)
・友人と「歩調合わせラン」5km
・消防号令を耳で慣らす

消防は個人競技ではありません。呼吸がズレると全体が崩れます。被災地派遣でも、隊の動きが揃っているかどうかで安全性が変わりました。入校前から「合わせる力」を鍛えてください。


■② 暑熱順化|熱中症脱落25%対策

夏季訓練で体調を崩す人は少なくありません。

1-2週:屋外30分ウォーク(気温28℃以上)
3-4週:ジョギング+腕立て50回
5-6週:懸垂5回×3セット
7-8週:早朝5km+筋トレ

現場でも暑さは最大の敵です。私は災害現場で、暑熱順化できていない隊員が消耗する姿を見てきました。体力より「暑さへの慣れ」が重要です。


■③ 5分前行動習慣|規律違反10%対策

時間管理は信頼そのものです。

・起床→5分で整列準備
・全予定を逆算5分前設定
・スマホに「集合○分前」アラーム

消防学校では1分の遅れが致命傷になります。現場では1分が命に直結します。生活の中で秒単位の感覚を養いましょう。


■④ メンタル耐性構築|折れない心を作る

・徹夜明け想定で軽ジョグ
・鏡前で「叱責耐性」練習
・失敗後の即切り替え練習

理不尽に感じる場面もあります。しかし、それは現場での緊張環境を想定した訓練です。防災士として災害対応を振り返ると、最後まで動ける人は「感情より任務」を優先できる人でした。


■⑤ 生活リズム固定|基礎体力の土台

・05:30起床・21:00消灯
・訓練消費を想定し食事量増加
・速乾ウェアや汗対策を準備

生活の乱れは体力と集中力を削ります。規律は日常から作られます。


■⑥ よくある誤解

「体力があれば大丈夫」というのは誤解です。実際に多かったのは協調性不足と生活管理の甘さでした。体力は後から伸びますが、姿勢は変えにくい。


■⑦ 現場経験からの一言

被災地派遣で強く感じたのは、基礎ができている隊員ほど安定して動けるということです。初任科は“消防の型”を身につける場。その型は一生使います。


■⑧ 今日からできる最小行動

・毎日5分前行動
・大きな声で返事
・暑さに慣れる外運動

入校前の2か月が勝負です。


■まとめ|準備8割、本番2割

消防学校の脱落は、入校前の準備で大きく防げます。

結論:
初任科は入校前に勝負が始まっている。

元消防職員として断言します。協調性・暑熱順化・規律・メンタル・生活リズム。この5つを整えれば、脱落のリスクは確実に下がります。

【出典】総務省消防庁
https://www.fdma.go.jp/

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