消防自動車や救急自動車のサイレンが聞こえたとき、
あなたはすぐに進路を譲れていますか。
現場で活動してきた立場から断言できるのは、
一般車両の一瞬の判断が、助かる命を左右するという事実です。
■① 緊急自動車は「一刻を争う命の通路」
消防自動車や救急自動車は、
・火災現場への出動
・重症傷病者の搬送
・心肺停止事案への対応
など、時間がそのまま生死に直結する任務を担っています。
そのため道路交通法では、
・赤信号交差点への進入
・道路中央や反対車線の通行
といった特例が認められています。
しかし、どれほど法的に優先されていても、
一般車両が道を譲らなければ前に進めません。
■② サイレンが聞こえた瞬間に取るべき基本動作
緊急自動車が近づいてきたとき、
最も大切なのは「慌てず、早めに動く」ことです。
・急ブレーキをかけない
・進路をふさがない
・周囲の車の動きをよく見る
特に渋滞時や交差点付近では、
一台の判断ミスが、後続すべてを止めてしまいます。
■③ 交差点やその付近での正しい対応
交差点付近は、最も事故が起きやすい場所です。
道路交通法では、次のように定められています。
・交差点を避ける
・道路の左側に寄る
・一時停止する
一方通行で左に寄ると妨げになる場合は、
道路の右側に寄ることが求められます。
交差点内に進入せず、止まる判断が最優先です。
■④ 交差点以外での正しい対応
交差点以外の場所では、
・道路の左側に寄る
・スムーズに進路を譲る
これが基本動作です。
無理にスピードを上げて逃げようとすると、
緊急車両の進路をふさぐ結果になることがあります。
■⑤ 現場で何度も見てきた「惜しい遅れ」
実際の現場では、
・あと数十秒早ければ助かった
・渋滞で現場到着が遅れた
こうしたケースを何度も経験してきました。
多くの場合、
悪意ではなく「どうしていいか分からなかった」
という一般ドライバーの戸惑いが原因です。
■⑥ 進路を譲る行為は立派な防災行動
緊急車両に道を譲ることは、
特別な技術や知識がなくてもできる市民の防災行動です。
・あなたが止まる
・あなたが寄る
・あなたが譲る
その一つ一つが、
見知らぬ誰かの命をつなぎます。
■⑦ 「もし自分や家族だったら」を想像する
救急車に乗っているのは、
他人とは限りません。
明日、次の瞬間、
それが自分や家族である可能性もあります。
だからこそ、
サイレンが聞こえたら、
一歩引いて道を空ける。
その行動を、
ぜひ日常の当たり前にしてください。

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