鳥取県では、クマによる被害を未然に防ぐため、狩猟免許を持つ県職員で構成される「クマ対策チーム」を立ち上げました。
このチームは、市町村との連携や緊急銃猟に対応する専門チームとして活動し、地域の安全確保に貢献しています。
■① 鳥取県のクマ対策チームとは
チームは、通称「公務員ハンター」とも呼ばれ、現在は2名でスタート。
主な役割は、市街地でのクマ捕獲や処分など、市町村からの依頼に基づく緊急銃猟への協力です。
危険を伴う業務であるため、新設の特殊勤務手当「熊銃猟手当」が1日2万4千円支給されます。
今後は免許保持者を増員し、専門職員として採用する方針です。
■② 活動内容と準備体制
チームは以下の業務を担います。
- 緊急銃猟による捕獲・処分
- 若手ハンターの育成
- 弾丸や必要資材の整備
- 射撃訓練の実施
安全に活動するため、自治体や関係機関との連携、入念な事前準備が行われています。
■③ クマ人材データバンクの整備
鳥取県は、県内ハンターをリスト化した「クマ人材データバンク」を整備。
登録者の射撃技能や経験を市町村に提供し、必要時に速やかに出動できる体制を構築しています。
さらに、警察や自衛隊で銃を扱った経験者をハンターとして育成することも検討されており、研修や資格取得支援も行われます。
■④ 出没状況と警戒
2025年4~10月の県内クマ出没件数は72件と、前年より減少しました。
これは餌となるドングリ類が豊作だった影響が考えられますが、冬眠前や冬眠明けの春は活動が活発化するため、県は引き続き注意を呼びかけています。
■⑤ 活動の意義と効果
このチームの活動により、人的被害を抑制するとともに、地域住民の安心感も向上。
隊員の経験や調整力が、迅速で安全な対応に直結しています。
自治体と専門職員が協力することで、地域の防災力や危機対応力の強化につながる事例です。
■まとめ|地域安全を守る新たな取り組み
鳥取県の公務員ハンターによるクマ対策は、地域住民の安全を守る重要な施策です。
結論:
専門職員の迅速な対応と自治体連携が、地域の安心・安全を支える大きな力となる。
元消防職員としても、こうした地域の安全支援活動は、防災と日常の安全確保に直結する価値ある取り組みだと感じます。

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