「ポータブル電源って、実際どこまで使えるの?」
車中泊、キャンプ、スキー前泊。
そして災害時の停電対策。
導入を迷う最大の理由は、
“容量と使える時間のイメージが湧かないこと”です。
今回は、防災の視点から
ポータブル電源の容量別シミュレーションをわかりやすく解説します。
■① なぜポータブル電源は防災装備なのか
停電は最も身近な災害です。
・台風
・豪雪
・地震
・落雷
電気が止まると、
暖房も充電も情報収集も止まります。
避難所でも、
車中泊でも、
「電源を持っている人」は圧倒的に有利です。
■② WhとWの意味を理解する
選ぶときに見るべきは2つ。
・容量(Wh)
・定格出力(W)
計算はシンプルです。
家電のW数 × 使用時間 = 消費Wh
例:
55Wの電気毛布を8時間使用
→ 55W × 8h = 440Wh
容量が708Whなら、
約半分以上残る計算になります。
■③ 256Whクラスは何時間使える?
小容量(約256Wh)の場合。
電気毛布(55W)
→ 約4時間使用可能
LEDライト(5W)
→ 約50時間使用可能
スマホ充電(約15Wh)
→ 約15回前後可能(理論値)
ソロ車中泊や
最低限の停電対策向きです。
■④ 700Whクラスは安心ライン
約700Whクラスになると、
使い勝手が一気に上がります。
電気毛布8時間
→ 約440Wh消費
スマホ充電
→ 余裕あり
ライト使用
→ 問題なし
実体験でも、
一晩電気毛布を使っても
十分余力が残るケースが多いです。
災害時の“安心ライン”はこの容量帯です。
■⑤ 1000Whクラスは家族対応
約1000Whクラスでは、
電気毛布8時間(440Wh)
小型ヒーター30分(300Wh)
スマホ2台充電(30Wh)
合計770Wh使用しても余裕あり。
家族4人キャンプや
停電1日対応なら
このクラスが安心です。
■⑥ 注意すべき「定格出力」
容量があっても、
出力が足りないと動きません。
例:
一般的なドライヤーは1200W
定格500Wモデルでは、
強モードは使用不可。
ヒーターや電子レンジは
高出力機が必要です。
ここは見落としがちなポイントです。
■⑦ 元消防職員として見た“現実”
停電時、
一番困るのは「寒さ」と「情報遮断」です。
暖が取れない。
スマホが切れる。
実際の現場では、
モバイルバッテリーだけでは足りないケースも多い。
ポータブル電源は
“動く非常用電源”です。
ただし万能ではありません。
消費計算をしておくことが重要です。
■⑧ 今日できる最小行動
・使いたい家電のW数を確認
・1日の使用時間を想定
・必要Whを計算
・余裕を20%上乗せして容量選択
感覚で選ばないこと。
防災は「想定」が命です。
■まとめ|電力も“自律型避難”の一部
ポータブル電源は、
アウトドア用品ではなく
生活防災装備です。
結論:
容量計算をして選べば、停電は怖くない。
私は元消防職員として、
停電時に暖も情報も失い不安になる人を多く見てきました。
電源があるだけで、
人は落ち着きを取り戻します。
電気を“備蓄”する。
それも現代防災の基本です。
■出典
Jackery公式製品仕様一覧
https://www.jackery.jp/

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