冬の火災では、人の避難に加えてペットの対応が大きな課題になります。寒さ・煙・パニックが重なり、判断が一気に難しくなります。
■① 冬はペットが隠れやすい
寒い時期、ペットは布団の中・家具の隙間・暖房器具の近くに潜り込みがちです。出火時に見つけられず、探す時間が命取りになります。
■② 煙と騒音でパニックになりやすい
火災警報音、煙、暗さでペットは強い恐怖を感じます。普段できる「呼ぶ・抱く」が通用しなくなります。
■③ 現場で見た「探しに戻ってしまった例」
元消防職員として見てきたのは、外に出た後にペットを探して戻り、煙を吸って倒れたケースです。善意が最悪の結果を招くことがあります。
■④ 冬は屋外環境も厳しい
裸足や薄着での避難に加え、ペットも寒さにさらされます。キャリーやリードがないと、外での確保が難しくなります。
■⑤ よくある誤解
「いつも呼べば来る」「抱けば大丈夫」という考えは誤解です。火災時のペットは別の行動を取ります。
■⑥ 命を守る現実的な判断
人の命を最優先し、探し回らない。可能ならキャリーごと持ち出す、難しければ外で距離を取り、消防の指示に従ってください。
■⑦ やらなくていい防災
ペットを探して戻る、無理に捕まえようとする行動はやらなくていい防災です。再突入は命の危険を高めます。
■⑧ 今日できる最小行動
今日できる行動は一つだけです。ペットの冬の定位置と、すぐ持てるキャリーの場所を確認してください。
■まとめ|冬はペット避難も想定しておく
冬の火災では、ペット対応が避難判断を難しくします。事前に決めておくことが、後悔を減らします。
結論:
冬の防災では、「人命最優先」を前提にしたペット避難の考え方が必要です。
元消防職員として現場を見てきた経験から言えるのは、事前にペットの居場所と持ち出し方を決めていた家庭ほど、冷静に避難できていたということです。冬の防災は、家族全員を想定することから始まります。

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