令和8年(2026年)の元旦を迎え、災害と向き合う一年が始まりました。今年は、東日本大震災から15年、熊本地震から10年という大きな節目の年でもあります。これまでの教訓をどう未来に生かすのかが、あらためて問われています。
■① 節目の年が私たちに突きつける問い
大災害から10年、15年という時間が経過すると、記憶は少しずつ薄れていきます。しかし、災害そのものは終わっていません。
節目の年は、追悼だけでなく「次にどう備えるか」を考える年でもあります。
■② 災害は終わらず、形を変えて続いている
近年も各地で、
・大規模な林野火災
・異常気象による豪雨災害
・都市部を含む火災・事故
が相次いで発生しています。
「想定外」という言葉では片づけられない災害が、日常のすぐ隣にあります。
■③ 「地球温暖化」から「地球沸騰」の時代へ
気候変動は、もはや予測ではなく現実です。
豪雨・猛暑・乾燥が重なり、災害の頻度と規模は確実に増しています。
これまでの経験則が通用しない時代に入った今、防災の考え方そのものを更新する必要があります。
■④ 懸念される巨大地震への備えは十分か
南海トラフ地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震、首都直下地震。
どれも「いつ起きてもおかしくない」と言われ続けています。
問題は、「知っている」ことと「備えている」ことが別である点です。
想定を自分の生活に落とし込めているかが重要です。
■⑤ 消防・防災体制は進化してきたが…
消防防災体制は、過去の災害を教訓に確実に強化されてきました。
しかし、それでもすべてを行政や消防だけで守ることはできません。
これからの防災は、公助・共助・自助の連携が前提です。
■⑥ 地域防災力が命を分ける時代
地域で声を掛け合えるか、
助け合える関係があるか、
避難や支援の役割が共有されているか。
災害時、最後に人を救うのは「近くの人」であるケースが非常に多いのが現実です。
■⑦ 新年だからこそ見直したい防災習慣
元旦は、防災を見直す絶好のタイミングです。
・備蓄の賞味期限確認
・避難先の再確認
・家族や職場での共有
大きなことをする必要はありません。
一つ確認するだけでも、防災力は確実に上がります。
■⑧ 未来の災害に「後悔しない」ために
これまでの災害は、数え切れない教訓を残しました。
その教訓を生かせるかどうかは、今の私たちの行動にかかっています。
新しい年を迎えた今こそ、防災を「特別なもの」ではなく、
日常の一部として取り戻す一年にしていきましょう。

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