大規模災害では、集落や地区が孤立し「歩いて移動するしかない」状況が現実に起こります。江戸時代の飛脚や忍者が使っていた江戸走りは、長距離を壊れずに移動するための合理的な身体操作でした。
■① 孤立被災地で起きる現実
被災地派遣やLO活動では、
・道路寸断
・公共交通の完全停止
・車両通行不可
という状況を何度も見てきました。最終的に頼れるのは「自分の足」です。
■② 忍者飛脚が重視したのは持久力
江戸走りはスピードよりも、
・疲労を溜めない
・呼吸を乱さない
・関節を壊さない
ことを最優先します。長距離を前提とした合理的な移動術です。
■③ 脱力フォームが体を守る理由
江戸走りは、
・かかと着地を避ける
・前傾を最小限に保つ
・腕振りを抑える
ことで、筋肉と関節へのダメージを減らします。結果として「翌日も動ける体」を残せます。
■④ 100km耐久思想を防災に転用
忍者飛脚は「今日は何km行けるか」ではなく、
「何日動き続けられるか」
を考えていました。災害時の徒歩移動も同じ発想が必要です。
■⑤ 被災地で見た“途中離脱”の原因
実際の現場では、
・初動で飛ばしすぎる
・荷物を背負いすぎる
・フォームが崩れる
ことで、数kmで動けなくなる人が多くいました。
■⑥ 江戸走り的ペース配分
・会話できる呼吸
・汗をかきすぎない
・一定のリズム
この3点を守ることで、長距離でも行動不能を防げます。
■⑦ やらなくていい防災
・気合で走り切ろうとする
・短距離走の感覚で移動する
・休憩を我慢する
これらは長距離避難では逆効果です。
■⑧ 今日できる最小行動
・散歩で「静かに走る」意識を持つ
・呼吸が乱れない速度を体感する
この体感が、災害時の生存率を確実に上げます。
■まとめ|長距離避難は“壊れない体”が最優先
孤立から抜けるには、速さよりも継続性が命です。
結論:
江戸走りは、災害時に“最後まで動ける体”を残すための知恵です。
元消防職員としての現場経験からも、長距離移動では忍者飛脚的な発想が最も安全だと感じています。

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