車中泊を前提に備蓄を考えるとき、見落とされがちなのが「車内環境」です。
特に非常食は、家の備蓄と同じ感覚で置くと劣化が早まります。
被災地派遣時も、車内保存していた食料が高温で傷んでいたケースを何度も見ました。
■① 車内は想像以上に過酷な環境
夏場の車内温度は60℃以上になります。
冬は氷点下近くまで下がることもあります。
この温度差は食品劣化を一気に進めます。
■② 車中泊向き非常食の条件
車内保存に向くのは
・レトルトパウチ
・アルファ米
・高温耐性パック
・賞味期限が長いもの
チョコレートやゼリー飲料は夏場は避けるべきです。
■③ 保存場所の工夫
直射日光は厳禁です。
・座席下
・断熱ボックス
・クーラーボックス併用
これだけで劣化速度は変わります。
■④ 3日分を“積みっぱなし”にしない
車中泊用非常食は
・半年ごとの点検
・ローリングストック
・季節ごとの入れ替え
が基本です。
■⑤ 車内保存で起きやすい失敗
よくあるのは
「積んでいるから安心して放置」
実際は
・膨張
・変色
・パック破損
が起きている場合があります。
■⑥ 適量の目安
車中泊前提なら
1人1日2食×3日分
+予備1食
過剰に積むとスペースを圧迫します。
■⑦ 水とのバランス
非常食は水がなければ意味がありません。
アルファ米1食につき200ml前後必要です。
食料と水はセットで考えます。
■⑧ 車中泊での現実的な考え方
被災地で感じたのは、
「完璧な食事より、安定した少量」
の方が長期戦に向いているということです。
豪華さより、安定性。
これが車中泊の鉄則です。
■まとめ|車内保存は“耐熱性”で選ぶ
車中泊用非常食は、家の備蓄と同じではいけません。
結論:
車内非常食は“高温耐性・軽量・3日分”が最適解です。
元消防職員として現場で見たのは、
過剰に積んで劣化させるより、少量を確実に管理している人の方が安定していたという事実です。
量より管理を重視してください。

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