CPATは、アメリカの消防士採用で広く使われる体力試験です。ですが、日本で消防士を目指すなら、最初に知っておくべき結論があります。日本の消防採用では、CPATが必須とは言えません。 ここを勘違いすると、必要のない準備に時間を使いやすくなります。元消防職員の感覚でも、日本は「CPAT対策」より「受験先の体力検査対策」を優先した方が現実的です。
■① CPATは日本でも必要と思うと危険
CPATは有名なので、「消防士=CPATが必要」と思い込みやすいです。ですが、日本の消防採用はアメリカと仕組みが違います。日本では、消防本部や自治体ごとに体力検査が行われる形が基本で、CPATそのものを全国共通で求める仕組みではありません。
■② CPATはそもそもアメリカの消防採用試験
CPATはCandidate Physical Ability Testの略で、アメリカの消防士候補者向けに作られた実務型の身体能力試験です。つまり、スタート地点から日本の消防採用制度とは別物です。ここを分けて考えないと、調べ方も対策もズレやすくなります。
■③ 日本の消防採用は「各本部の体力検査」を見る方が安全
日本で消防士を目指す場合、見るべきなのはCPATではなく、受験したい消防本部や自治体の採用案内です。体力検査はありますが、内容は日本の採用制度に合わせた形で実施されています。つまり、必要なのは「CPATを受けること」ではなく、「受験先の試験内容を知ること」です。
■④ 実際に日本の消防採用で行われている体力検査
日本の消防採用では、1km走、反復横とび、上体起こし、立ち幅とび、長座体前屈、握力、腕立て伏せなどが実施される例があります。消防本部によって項目は変わりますが、少なくとも「CPATそのもの」が前提になっているわけではありません。
■⑤ 日本でCPAT対策を最優先にすると遠回りになりやすい
CPAT対策が無意味というわけではありません。階段昇降、運搬、押す・引くといった考え方は、消防向けの体力づくりとして役立つ面があります。ただ、日本の採用にそのまま直結するとは限りません。日本で受験するなら、まずは受験先の試験項目に合わせる方が失敗しにくいです。
■⑥ 日本で最初に確認するべきこと
最初に確認するべきなのは次の3つです。
受験したい消防本部はどこか。
その消防本部の採用案内に体力検査の項目がどう書かれているか。
身体検査や面接を含めた全体の流れがどうなっているか。
ここを先に押さえるだけで、準備の方向がかなりはっきりします。
■⑦ では日本でCPATが全く無駄かというと、そうでもない
CPATの考え方には学ぶ価値があります。消防の仕事に近い動き、全身持久力、疲労した状態で動き続ける感覚は、消防士を目指すうえで役立ちます。ただし、日本では「参考になる体力づくりの考え方」であって、「受けなければならない試験」とは分けて考えた方が安全です。
■⑧ 結論
CPATは日本でも必要なのかという問いに対する結論は、日本の消防採用では原則として受験先の体力検査を優先して確認する方が安全です。元消防職員の感覚でも、日本で消防士を目指すなら、CPATを追うより「受験先の公式案内を読む」方が助かります。
■まとめ
CPATはアメリカの消防採用で広く使われる体力試験ですが、日本の消防採用でそのまま必須になるわけではありません。日本では、各消防本部や自治体が体力検査を実施しており、内容も日本式です。だから、日本で消防士を目指すなら、まずは受験先の採用案内を確認し、その試験項目に合わせて準備する方が現実的です。
出典:東京消防庁 職員採用情報

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