【元消防職員・防災士が解説】防災×南海トラフ地震と「備えの引き継ぎ」|世代が変わると防災はゼロに戻る

南海トラフ地震の教訓は、
記憶だけでなく人の入れ替わりによっても失われます。

引っ越し、進学、就職、世代交代。
生活が変わるたびに、
防災は静かにリセットされていきます。


■① なぜ防災は世代交代で失われるのか

長い時間軸では、

・家族構成が変わる
・役割を担っていた人が抜ける
・「分かっている人」がいなくなる

という現象が起きます。

防災が“人依存”だと、
人が変わった瞬間に機能しなくなります。


■② 引き継がれない防災の典型例

現場でよくあるのは、

・備蓄場所を知らない
・避難基準を聞いていない
・連絡方法が共有されていない

「あるはずの備え」が、
使われないまま終わります。


■③ 防災は「伝えたつもり」が最も危険

防災で多い失敗が、

・前に話した
・一度説明した

という思い込みです。

災害時に必要なのは、
思い出せることではなく、
すぐ使えることです。


■④ 防災で必要なのは「引き継げる形」

重要なのは、

・詳しく説明する
ではなく、
誰でも分かる形に残すこと

紙一枚、図一枚。
それだけで命が守られる場面があります。


■⑤ 家庭でできる備え引き継ぎ対策

南海トラフ地震に備え、
次を必ず整えておきましょう。

・防災メモを一か所に集約
・避難基準を一文で明記
・役割は一人に集中させない

「初めての人でも動ける状態」が目標です。


■⑥ 子どもは“引き継ぐ存在”である

子どもは、

・教えられる側
だけでなく、
次に残す側でもあります。

簡単なルールを一緒に作ることで、
防災は世代を超えます。


■⑦ まとめ|南海トラフ地震対策は「人が変わっても残る防災」

南海トラフ地震では、

・誰がいるか
に左右される防災は、
必ず破綻します。

防災とは、
頑張る人に依存するものではありません。

人が入れ替わっても機能する形にすること。

それが、
南海トラフ地震という
超巨大・長期リスクに
世代を超えて立ち向かうための
最後に残すべき防災なのです。

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