【元消防職員・防災士が解説】防災×避難服と「捨て方の問題」|下着・衣類をどう処分するかまでが備え

避難服備蓄で、
意外と誰も考えていないのが
「使った後、どう捨てるか」という問題です。

三日分・捨ててもいい下着という考え方は、
非常に合理的です。
しかし現場では、
「捨てられずに困る」ケースも多く見られました。

避難服の備えは、
捨て方まで含めて完成します。


■① 災害直後は「ゴミが出せない」

避難生活の初期は、

・ごみ収集が止まる
・分別ルールが不明
・袋が不足する
・臭いが問題になる

という状況が起きます。

この中で、
使い終わった下着や衣類を
そのまま放置すると、

・衛生悪化
・臭いのストレス
・避難所トラブル

につながります。


■② 「捨てる前提」なら準備すべきもの

捨ててもいい下着を備えるなら、
同時に準備すべきものがあります。

・中身が見えない袋
・臭いを抑える袋
・口をしっかり縛れるもの

これは、
下着以上に重要な付随装備です。

「服」だけでは、
備えとして不十分です。


■③ 捨てる=すぐ廃棄、ではない

誤解してはいけない点があります。

捨てる前提とは、

・その場で即ゴミに出す
ではありません。

・密閉
・一時保管
・回収再開後に廃棄

という流れを想定します。

一時的に安全に保管する
という考え方が必要です。


■④ 避難所で配慮すべき「見えない配慮」

避難所は共同生活です。

・下着が見える
・臭いが漏れる

これだけで、
周囲との摩擦が生まれます。

・不透明袋
・二重包装

は、
自分を守るだけでなく、
周囲との関係を守る防災
でもあります。


■⑤ 家庭でできる具体的な準備

おすすめは、

・避難服袋の中に
・小さなゴミ袋を数枚入れる

たったこれだけです。

・下着1枚=袋1枚
・使ったら密閉

このルールを決めておくだけで、
避難所での判断が一つ減ります。


■⑥ 子どもには「捨て方」も含めて教える

子どもは、

・恥ずかしい
・どうしていいか分からない

と感じやすいです。

「これは袋に入れて結んでおこう」
と事前に伝えておくことで、
混乱と不安を防げます。


■⑦ 捨て方まで考えると防災は現実になる

防災が机上の空論になる原因は、

・使うところまでしか考えていない

からです。

・使う
・しまう
・捨てる

この一連の流れを考えて初めて、
現場で使える備えになります。


■⑧ まとめ|避難服備蓄は「出口設計」までがセット

三日分・捨ててもいい下着は、
非常に優れた考え方です。

しかし、

・どう捨てるか
・どう保管するか

まで考えてこそ、
本当に機能します。

防災とは、
物を揃えることではありません。

困らない流れを作っておくこと。

避難服備蓄の最後の仕上げとして、
ぜひ「捨て方」まで、
家庭で一度話し合ってみてください。
それだけで、
あなたの防災は一段、現実に近づきます。

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