【元消防職員・防災士が解説】防災×避難服の「切り替えタイミング」|三日を過ぎたらどうするかという現実設計

避難服の備えで多くの人が悩むのが、
「三日分の次をどうするか」です。

三日分・捨ててもいい下着で初動を乗り切ったあと、
避難生活は次のフェーズに入ります。
ここでの切り替えが、体調とメンタルを大きく左右します。


■① 避難生活はフェーズで考えると失敗しない

避難生活は大きく分けて次の3段階です。

・初動期(0〜3日):混乱・洗えない・捨てる前提
・移行期(4〜7日):物資到着・最低限の整え
・安定期(1週間以降):洗濯再開・生活再構築

避難服は、
初動期専用の設計と、移行期以降の設計を分ける
ことが重要です。


■② 三日分を使い切った後の基本方針

初動期を越えたら、

・すべてを捨て続ける
ではありません。

ここからは、

・支援物資
・洗濯再開
・自宅に戻れる可能性

を見ながら、
「回復モード」に切り替える
必要があります。


■③ 移行期に必要なのは「最低限の回復服」

移行期に役立つのは、

・着替えられる
・洗える
・数日使い回せる

という条件を満たす服です。

具体的には、

・速乾インナー
・洗って一晩で乾く下着
・替えが2セット程度

量より循環
を意識してください。


■④ 「捨てる服」と「残す服」を分けておく

避難服備蓄では、

・捨てる前提の下着
・残して使い続ける服

を最初から分けておくと、
判断が楽になります。

・初動袋:捨ててもいい
・自宅備蓄:回復用

この二段構えが、
避難生活をスムーズにします。


■⑤ 洗濯が再開できたら最初にやること

洗濯が可能になったら、

・肌に直接触れるもの
・汗を多く吸うもの

から優先的に洗ってください。

・下着
・靴下
・インナー

清潔の回復=体力の回復
です。


■⑥ 子ども・高齢者は切り替えを早めに

子どもや高齢者は、

・皮膚トラブル
・体調悪化

が起きやすいため、
可能であれば、

・早めに洗える服へ
・支援物資のサイズ調整

を行ってください。


■⑦ 避難服備蓄は「使い切る前提」で完成する

避難服備蓄は、

・ずっと保管するもの
ではなく、
使い切って役目を終えるもの

という発想が重要です。

使って、捨てて、切り替える。
この流れまで含めて、
避難服備蓄は完成します。


■⑧ まとめ|避難服は「三日後」を考えてこそ実用的

三日分・捨ててもいい下着は、
初動を守るための最適解です。

そしてその先には、

・回復に向かう服
・洗える服
・循環させる服

が待っています。

防災とは、
一瞬を耐える準備ではありません。

段階ごとに、無理なく生活を立て直す準備。

避難服備蓄は、
その現実的な第一歩であり、
次につなぐための設計なのです。

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