首都直下地震に備える話題では、
非常食の量や種類が注目されがちです。
しかし現場感覚で言えば、
問題は「食べられないこと」よりも「食事が成立しないこと」にあります。
都市型災害では、
空腹そのものよりも生活の崩れ方が深刻です。
■① 首都直下地震で食料が不足する理由
地震後に食料が行き渡らなくなる背景には、
・物流網の寸断
・店舗の営業停止
・人手不足
・買い占め・偏在
があります。
「在庫はあるが届かない」
これが都市災害の典型です。
■② コンビニ・スーパーはすぐ戻らない
多くの人が期待するのが、
近所のコンビニやスーパーの再開です。
しかし実際には、
・停電で営業不可
・配送トラックが来ない
・従業員が出勤できない
という理由で、
数日〜1週間以上閉まるケースも珍しくありません。
■③ 「非常食があるのに食べられない」失敗例
よくある失敗がこちらです。
・水が足りず食べられない
・加熱手段がない
・食器・片付けができない
・高齢者や子どもが食べられない
食料は、
調理・水・体調とセットで考えなければ意味がありません。
■④ 食事の質がメンタルを左右する
災害時、
食事は単なる栄養補給ではありません。
・温かい
・甘い
・慣れた味
こうした要素が、
不安やストレスを大きく和らげます。
食事の質が落ちるほど、
家族の精神的負担は増大します。
■⑤ 家庭で準備すべき現実的な食料対策
首都直下地震を想定するなら、
・加熱不要で食べられる食品
・水を使わない食品
・家族構成に合った内容
・普段食べ慣れているもの
この視点が重要です。
「保存期間」より、
使いやすさと食べやすさを優先しましょう。
■⑥ 食料不足が引き起こす二次トラブル
食料が不足すると、
・買い出しで無理な移動
・家庭内のストレス増大
・避難所への移動増加
といった二次的なリスクが広がります。
食料対策は、
行動リスクを減らす防災でもあります。
■⑦ まとめ|首都直下地震対策は「食べ続けられるか」で考える
防災食は、
量があればいいわけではありません。
・無理なく食べられるか
・体調を崩さないか
・家族が笑顔を保てるか
これが、
都市災害での食料対策の本質です。
首都直下地震に備えるとは、
食事が続く生活を想像すること。
それが、
命と暮らしを守る
現実的な防災なのです。

コメント