備蓄食と聞くと、「味は我慢」「賞味期限が長ければ良い」というイメージを持つ人は少なくありません。しかし近年、その考え方が大きく変わり始めています。兵庫発の企業が共同開発した「おいしさ重視」の備蓄食は、防災を“続けられる習慣”に変えるヒントを示しています。
■① なぜ今「おいしさ重視」の備蓄なのか
阪神・淡路大震災や近年の大規模災害では、「食べられる」だけでなく「食べたい」「口にできる」ことが、心身の回復に大きく影響しました。非常時ほど、食の満足度は無視できません。
■② KOBE BOXが目指した新しい備蓄の形
フェリシモが展開する備蓄セットは、賞味期限の長さよりも「災害時でもおいしく食べられること」を重視しています。これは、備蓄を特別なものではなく、日常の延長として捉える発想です。
■③ ローリングストックを“仕組み化”した工夫
備蓄を続けられない理由の多くは、「忘れる」「食べないまま期限切れになる」ことです。KOBE BOXでは、購入後に賞味期限を知らせる仕組みを取り入れ、自然に入れ替えができるよう工夫されています。
■④ 被災経験者の声から生まれた中身
開発にあたっては、被災経験者の「温かいものが食べたかった」「甘いものに救われた」という声が反映されています。主食だけでなく、おやつや嗜好品が含まれている点が特徴です。
■⑤ 「兵庫のおいしさ」を備蓄にする意味
地元企業の商品を組み合わせた備蓄食は、単なる非常食ではありません。食べ慣れた味は、不安な状況でも安心感をもたらし、心の防災にもつながります。
■⑥ レシピ付きがもたらす効果
アレンジレシピが付属することで、備蓄食は「しまい込むもの」から「使えるもの」に変わります。普段から調理しておくことで、災害時にも迷わず活用できます。
■⑦ やらなくていい防災の考え方
賞味期限が長いからと、食べない備蓄を溜め込む必要はありません。食べたくならない備蓄は、非常時にも使われません。
■⑧ 今日できる最小の備え
次に備蓄を選ぶとき、「非常時でも食べたいか」を基準にしてみてください。
おいしく、普段から食べられるものを備えることが、結果的に最も実用的な防災になります。

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