【防災士が解説】テレビでは言えない…気象予報士が被災者に教わった「大地震、津波で命を落とさないための本当の備え」

年末年始に向け、気象の異常や地震などの災害に備えることが重要です。気象予報士・防災士の佐藤圭一さんが取材を通して見えてきた「見落とされがちな備え」を整理します。


■① 2025年の異常気象

今年の夏は気象庁も予想外の史上最も暑い夏となりました。平均気温偏差は+2.36℃で、過去最高を更新。温暖化だけでなく、空気の浄化による日差しの増加など複合的要因もあります。異常気象は想定を超えることもあるため、日常から備えが重要です。


■② 国内最大級の竜巻

台風15号接近時に高知県で発生した竜巻は推定風速75メートルで国内最大級。台風の影響範囲外でも発生することがあり、気象災害は予想外に襲ってきます。竜巻発生の可能性も含め、事前の避難経路や安全場所の確認が必要です。


■③ 地震に備える「頑丈な家」

青森県の年末地震の被災現場から学ぶのは、家具固定だけでは不十分で、建物そのものの耐震性が命を左右するということです。昭和56年以前の旧耐震基準の建物は特に注意。耐震診断や補強を検討し、自宅の安全性を確認してください。


■④ 停電への備え

北海道胆振東部地震では地域全体が停電するブラックアウトを経験。外出しても街灯・信号が消え、コンビニやガソリンスタンドも使えません。ポータブル電源を用意すれば、照明・扇風機・暖房・スマホ充電などが可能になり、命を守るインフラを自分で確保できます。


■⑤ 避難所生活への備え

避難生活が長引くと別のストレスが生じます。受験生の勉強道具、子どもの遊び道具、眼鏡・おむつ・常備薬など、必要な物は多様です。家族構成や避難環境に応じて、防災バッグや備蓄を見直しましょう。


■⑥ 自律型避難の重要性

災害は突然起こります。避難所が混雑している場合や停電・断水が長引く場合も想定し、自宅の安全確保と自律的な避難判断を意識してください。現場経験からも、自分で考え行動できる人が生存率を高めています。


■⑦ 避難服のススメ

避難所での長期滞在では、快適で動きやすい服装が精神的な安心感につながります。普段着のスウェットや部屋着をローリングストックとして活用することで、避難生活を少しでも快適に過ごすことができます。


■まとめ|災害時の備えを再確認

地震や異常気象は予測不能な側面があります。元消防職員としても、災害現場では建物の安全性、停電・避難所での生活環境、そして自律型避難の判断が生死を分けることを実感しています。年末年始のこの機会に、自宅・家族・避難経路・備蓄を再確認しましょう。

結論:
備えの優先順位は「頑丈な住まい・停電対策・避難所生活準備・自律型避難」の4点。災害が起こる前に考え、家族で共有することが命を守る鍵です。

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