災害時、最も守るべき存在――それが乳幼児です。
大人なら多少食事を我慢できますが、赤ちゃんは1回の授乳が遅れただけで命に関わることがあります。
さらに、乳幼児用品は
● 店頭から一瞬で消える
● 代替がきかない
● 敏感で体調を崩しやすい
という特徴があり、災害時ほど“乳幼児家庭の生活が崩れやすい”のです。
だからこそ、【乳幼児専用のローリングストック】が必要になります。
■① 乳幼児は「大人の備蓄」と分けて考える
赤ちゃんは大人と必要物資が完全に別。
特に災害時は次の3つが止まると致命的です。
● ミルク
● おむつ
● 水(粉ミルク調乳用)
この3つは“絶対に切らしてはいけない”物資です。
■② ミルクのローリングストック法
ミルクは家庭ごとに種類が異なるため、災害後に代替購入が難しくなります。
だからこそ、自宅に
● 粉ミルク(大缶×1、小缶×1)
● キューブミルク(持ち運び用)
● 液体ミルク(停電・断水用)
の3種類を備えておくのが最強。
液体ミルクは
✔ そのまま飲ませられる
✔ 火も水もいらない
ため、停電・断水に非常に強い備蓄です。
ローリング方法:
● 期限の近い順に使い、使った分だけ買い足す
● 液体ミルクは“普段使いしなくても備蓄目的で1箱”確保
■③ 調乳用の水は「大人より多く」必要
粉ミルク調乳には安全な水が必要。
目安は
1日1〜2L × 7日分
さらに
● 500mlペット
● 開封しても扱いやすいサイズ
がベストです。
赤ちゃん用の水(軟水)は家の一角にまとめて保管し、
“ミルク専用”として必ず分けておきます。
■④ おむつ・おしりふきのローリング
大雪・台風・地震後には、真っ先に売り切れるのがおむつです。
1週間で使う量の目安は
1日8〜12枚 × 7日分
ローリング方法:
● いつものサイズを2袋ストック
● 半分使ったら1袋買い足す
● ワンサイズ上も1袋あると安心(成長対応)
おしりふきは
● 3〜5パック常備
● 使ったら同じ量を補充
でOK。
■⑤ 離乳食のローリングストック
乳児期〜1歳半くらいまでは、災害時の離乳食が超重要。
おすすめ備蓄:
● 市販のレトルト離乳食
● パウチタイプのおかず
● 赤ちゃんせんべい
● バナナ・ゼリー飲料(短期用)
ローリング方法:
● 毎月“2パック開けたら2パック買う”
● 新しいものは奥、古いものを手前へ
災害時に電子レンジが使えないため
“そのまま食べられる離乳食”を優先して備える。
■⑥ 衛生用品のローリング
乳幼児家庭は衛生物資の減りが早く、“災害時ほど不足しやすい”のが特徴。
備えておきたいもの
● 消毒シート
● ウェットティッシュ
● ベビー綿棒
● ガーゼ
● 体温計
● ベビーローション・ワセリン
これらは
● 月1回の補充
● 使用頻度の高いものは2〜3個
を基本ルールに。
■⑦ 乳幼児用の“避難袋”もローリングストック化
乳幼児向け防災袋に入れるもの
● 液体ミルク × 数本
● 哺乳瓶(使い捨て推奨)
● おむつ5〜10枚
● おしりふき
● 離乳食(パウチ2〜3つ)
● 着替え
● お気に入りのおもちゃ
● ブランケット
普段使いするときは取り出して、使った後に補充することで
“普段使い×備蓄”の最強サイクル が完成します。
■⑧ ストレス軽減のために備える“心のローリング”
乳幼児は環境変化に敏感。
● お気に入りのタオル
● お気に入りの絵本
● いつもの味の離乳食
● いつも飲んでいるジュース
これらがあるだけで、災害時のストレスが大きく減ります。
“心の備蓄”も命を守る大切な要素です。
■まとめ|乳幼児は「代替がきかない食材・用品」こそ最優先で備える
大人は我慢できても、乳幼児は我慢できません。
だからこそ、ローリングストック法との相性が抜群です。
結論:
乳幼児×ローリングストック法は「命を守る最低限の安心」を日常の延長で確保できる、最も重要な備えである。
防災士として強く推奨する今日の行動👇
● 粉ミルク・液体ミルクを“3種類構成”で揃える
● おむつ2袋体制でローリング
● 離乳食パウチを月に数個補充
● 調乳用の水を1週間分用意
● お気に入りグッズを防災袋にセット
これだけで、災害時にも赤ちゃんを確実に守れる家庭になります。

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