【防災士が解説】備えすぎで逆に困る防災の例

災害への備えは大切ですが、やりすぎると避難や生活の妨げになることがあります。現場経験を踏まえ、適切なバランスの重要性を解説します。


■①物の量が多すぎる

  • 避難リュックや自宅備蓄が重すぎると持ち運び困難
  • 必要以上の水や食料はスペースと移動負担を増やす

令和6年能登半島地震の避難所では、リュックが重すぎて途中で休憩が必要になった高齢者がいました。必要最小限を意識することが重要です。


■②情報過多による混乱

  • 防災アプリや情報収集のしすぎで判断が鈍る
  • 情報に振り回され、行動が遅れるリスク

避難所経験から、過剰にニュースやSNSを確認することで、避難行動が遅れたり、混乱が増した事例がありました。


■③道具の管理負担

  • 道具が多すぎると設置・片付けに時間がかかる
  • 使用方法が複雑で逆に役立たない場合も

例えば、膨大な防寒グッズや調理器具を持参した家庭では、セットアップに時間がかかり避難行動が遅れるケースも見られました。


■④他人への影響

  • 大量の物資を避難所に持ち込むと、周囲の通路やスペースを圧迫
  • 他者の避難行動や居住空間に影響

被災地経験では、過剰な備品が通路を塞ぎ、他の避難者の動線を妨げていた例があります。適度な量が大切です。


■⑤心理的負担

  • 完璧を目指すあまり、準備や管理に疲れる
  • 災害前からストレスが増大する

避難所体験者の声では、準備に時間をかけすぎて体力や精神力が消耗し、災害本番で集中力を欠くケースがありました。


■まとめ|適切な備えのバランスを意識

備えすぎは逆効果。必要最小限の防災グッズと情報で行動しやすい環境を整えることが、災害時の命と健康を守る鍵です。
防災士として現場経験から、リュックの重さや物量が原因で避難が遅れたり、混乱が生じることが多く、量より質の意識が重要です。

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