冬は停電・通信障害・ATM停止が重なり、支払い不能になる家庭が急増します。
災害対応の現場でも「お金を払えず生活が止まる」ケースは非常に多く、防災として“財布の中身の整備”は必須です。
■① 冬災害は“キャッシュレスが最も止まりやすい”
冬は以下が同時に起こるため、決済が機能しなくなります。
- 停電でレジが落ちる
- 通信障害でQR・カード決済不可
- ATMが凍結・停止
- スマホの電池が急速に低下
つまり冬こそ「現金がないと何も買えない」状況になりやすい季節です。
■② 財布に入れておくべき“現金の黄金比”
防災士としての経験上、冬に最も使いやすいのはこの構成です。
- 1,000円札 × 10〜15枚
- 500円玉 × 2〜4枚
- 100円玉 × 5〜10枚
- 小銭入れを必ず別に持つ
理由:停電時はレジが“お釣りを計算できない”ため、細かい支払いが最強になります。
■③ 交通費は“別ポケット”に確保しておく
冬災害では交通機関が乱れ、タクシー利用が増えます。
- 帰宅用の3,000円〜5,000円
- 家族の移動費としてさらに5,000円程度
財布本体とは別ポケットに入れておくことで、非常時に慌てません。
■④ チャージ残高は“使い切らずにキープ”が鉄則
冬災害では通信障害が多く、以下のトラブルが頻出します。
- Suica・PayPayの残高照会ができない
- チャージ操作ができない
- アプリにログインできない
そのため
交通系ICカードは2,000〜5,000円 プリペイドは1,000〜3,000円
を常に残しておくのがおすすめです。
■⑤ 財布とは別に“災害用ミニ財布”を作る
冬の外出中に被災した際、本財布を落とすと致命的。
非常時に役立つのは、このセットです👇
- 1,000円札 × 3〜5枚
- 小銭少量
- 交通系ICカード
- 身分証のコピー
- 災害時伝言ダイヤルのメモ
ポケットに入るカードケースでOK。
■⑥ 家計用・災害用・移動用の“お金の3分割”
冬はインフラ停止期間が長くなるため、お金の管理も分割します。
- 日常用財布
- 災害用ミニ財布
- 帰宅支援用の現金セット(カバンの底に入れておく)
これが冬災害で最も強い財布構造です。
■⑦ スマホ依存を減らす“紙の代替手段”を持つ
支払いはもちろん、以下が紙で必要になります。
- アプリ会員証の代替カード
- 紙のポイントカード
- 紙の地図
- 災害用メモ
スマホは冬に電池が激減するため、決済・情報の両方のバックアップが必要です。
■⑧ 家族全員が“冬の財布ルール”を共有しておく
財布の備えは個人対応では不十分です。
- 子どもにも1,000円〜2,000円
- 配偶者にも災害用ミニ財布
- 家族全員で現金の置き場所を決める
- 無駄に使わないルール設定
家族がバラバラで被災する冬災害では、全員が現金を持っていることが最大の安心になります。
■まとめ|冬は“キャッシュレスの弱点が最も出る季節”
冬は停電・通信障害・ATM停止が同時に起きやすく、支払い不能になりやすい季節です。
だからこそ必要なのは、
- 現金の細分化
- 災害用ミニ財布
- 電子決済の事前残高
- 家族全員への共有
結論:
冬は「財布の備え」が命と生活を守る最重要防災である。
防災士として現場を見てきましたが、冬災害で困らない家庭は例外なく“現金の準備”ができていました。

コメント