【防災士が解説】冬の災害で発電機を使った非常照明の工夫

冬の災害で停電になると、
寒さ以上に不安を増幅させるのが「暗さ」です。

被災地では、
明かりがあるだけで人の動きと判断が大きく変わりました。

発電機があっても、
照明の使い方を間違えると燃料も安全も失います。


■① 非常照明は「広く」より「必要な場所だけ」

被災地で有効だった原則です。

  • 部屋全体を明るくしない
  • 人が動く場所だけ照らす
  • 生活動線に絞る

具体的には、

  • 出入口
  • トイレまでの通路
  • 家族が集まる一角

暗闇ゼロを目指さないことが大切でした。


■② 発電機×LED照明が基本

非常時に最も相性が良いのは、

  • LEDランタン
  • LED電球
  • クリップライト

理由は、

  • 消費電力が非常に低い
  • 長時間点灯できる
  • 発熱が少ない

被災地では、
白熱灯はほぼ使われませんでした。


■③ 天井照明より「低い位置」を照らす

意外と重要な工夫です。

  • 足元
  • 手元
  • 床面

暗闇で起きる事故の多くは、

  • つまずき
  • 転倒
  • 物にぶつかる

上から照らすより、下を照らすほうが安全でした。


■④ 延長コードは「照明専用」にする

被災地での失敗例です。

  • 照明と暖房を同じコードで使用
  • ブレーカー代わりに発電機が停止
  • 夜間に真っ暗になる

対策として、

  • 照明専用の延長コードを1本
  • 抜き差ししない
  • 動線に固定する

これだけで事故は激減しました。


■⑤ 非常照明は「常夜灯運用」が最適

一晩中フル点灯は不要です。

おすすめは、

  • 常に1灯だけ点灯
  • 必要時に追加点灯
  • 就寝時は最小限

被災地では、
暗すぎず、明るすぎない環境が一番落ち着きました。


■⑥ 子ども・高齢者の不安を減らす光

現場で特に効果があったのが、

  • 間接照明
  • 暖色系の光
  • まぶしくない配置

強すぎる白色光は、

  • 眠れない
  • 不安が増す
  • 体調を崩す

冬の夜は、
安心感を与える光が重要でした。


■⑦ 発電機が止まった時の「二段構え」

被災地では必須でした。

  • 発電機照明+電池式照明
  • ランタン+ヘッドライト
  • 懐中電灯を各自に1本

発電機は、
止まる前提で考えるのが鉄則です。


■⑧ 屋外照明で防犯と安全を確保

冬は日没が早く、
外が真っ暗になります。

最低限ほしいのは、

  • 玄関付近
  • 車の乗り降り場所
  • 発電機設置場所

屋外照明があるだけで、

  • 事故防止
  • 防犯
  • 作業効率

が大きく変わりました。


■⑨ 照明は「家族の心」を守る装備

被災地で実感したことです。

  • 暗い=不安が増す
  • 明かり=安心が生まれる

照明は贅沢ではなく、
命と心を守る道具です。


■⑩ 今日できる最小行動

  • LED照明の消費電力を確認
  • 照らす場所を決める
  • 電池式ライトを家族分用意

■⑪ まとめ

冬の災害時の照明対策は、

👉 明るさを分散しない
👉 LEDで省電力
👉 発電機停止を前提にする

被災地では、
「暗くならない工夫」が生き残る力でした。

次は、
「冬の災害時、発電機と防寒グッズの組み合わせ」に進みます。

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