【防災士が解説】冬の車中泊×命を守るポイント|一酸化炭素中毒・凍死・バッテリー死の“三大リスク”を防ぐ方法

冬の車中泊は、普段以上にリスクが高まります。
とくに冬は 一酸化炭素中毒・低体温症・車のバッテリー上がり の3つが、命に直結する危険として急増します。
防災士として、冬に安全に車中泊するための“最低限守るべき要点”をわかりやすく解説します。


■① 冬の車中泊は「災害時にも使える技術」

冬の災害で避難所が満員になった場合、
車中泊は“命を守る避難手段の1つ”になります。

しかし——
間違ったやり方は命を落とす危険性がある ことを絶対に知っておいてください。


■② 冬の車中泊で最も危険なのは「一酸化炭素中毒」

毎年、最も多い死亡事故がこれ。

危険行動
❌ 車内でエンジンをかけ続ける
❌ カセットガスストーブをつける
❌ 窓を完全に閉めて暖房
❌ 排気口が雪で埋まる

一酸化炭素は無臭なので気づけません。
気づいた時には判断力が低下し、脱出が難しくなります。

結論:冬の車中泊で「エンジンかけっぱなし」は絶対禁止。


■③ 正しい暖の取り方

暖房は「体を温める」方向にシフトすること。

  • 寝袋(マミー型・冬用)
  • ブランケット
  • カイロ(低温やけど注意)
  • 湯たんぽ(最強の暖房)
  • 断熱マットで床冷えを防ぐ
  • 結露対策で換気を確保

特に“断熱マット”は車内温度を大きく左右します。


■④ 冬は「低体温症」が数時間で進行する

車内は外気より少し暖かい程度。
寝ている間に体温が奪われ、
気づいたら 震えが止まらない → 意識もうろう の状態になることも。

防ぐには

  • 寝る前に身体を温める
  • カイロは体幹(お腹・背中)
  • 湯たんぽを足に置く
  • 冷気が入りやすい窓を断熱

低体温症の予防こそが最重要。


■⑤ バッテリー上がりにも要注意

冬はバッテリー性能が低下します。

危険な行動
❌ 長時間のアイドリング
❌ 休憩中にライトをつけっぱなし
❌ ヒーター類の使いすぎ

→ 翌朝「車が動かない」というケースも多発します。

対策

  • モバイルバッテリーでスマホを充電
  • 車の電力を使いすぎない
  • 必要ならジャンプスターターを携帯

災害時の移動手段を失うと一気に危険度が上がります。


■⑥ 冬に車中泊する場所の選び方

  • 風を受けにくい場所(建物の陰など)
  • 除雪がしっかりされる駐車場
  • 樹木の下は落雪の危険あり
  • 海沿いは体感温度が急低下

冬の車中泊では 場所選び=生存率 です。


■⑦ 車内で絶対にやってはいけないこと

  • コンロ・ストーブの使用
  • 完全密閉
  • エンジンかけっぱなし
  • アルコール大量摂取(低体温の原因)

これらは命に直結するNG行動です。


■⑧ 防災として覚えておくべきポイント

冬の車中泊は、災害時の避難手段になります。
しかし、安全に行うには“知識と準備が必須”。

覚えてほしい結論
冬の車中泊は「温める・換気する・安全を確保する」がすべて。


■まとめ|冬の車中泊は準備すれば安全、油断すれば危険

冬の車中泊は快適に見えて、実は命に関わる危険が潜んでいます。
しかし、正しい知識と装備さえあれば災害時にも役立つ強力な防災スキルになります。

防災士としての結論:
冬の車中泊は“安全の三原則”——無暖房の工夫・換気・バッテリー管理を徹底すること。
これだけで、あなたと家族の命を大きく守ることができます。

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