電気代の高騰が続き、冬の家計を直撃しています。
しかし「ただ節電する」だけでは、低体温症・ヒートショック・暖房不足による健康被害を招き、命のリスクが上がります。
防災士の視点で“命を守りながら電気代を下げる方法”をまとめます。
■① 冬の電気代が高騰する本当の原因
冬の電気代が跳ね上がる要因は以下の通りです。
・電力会社の燃料費調整額の上昇
・寒波で暖房需要が急増
・太陽光発電の発電量が減る季節要因
・家で過ごす時間が長くなる
特に暖房の電気消費は全家電の40%以上。
暖房をどう使うかで家計が決まります。
■②「暖房を我慢」は最悪の節電|健康被害が先に来る
節電しようとして“暖房を切る”行為は、
・ヒートショック
・低体温症
・免疫力低下
・睡眠の質悪化
に直結します。
防災の現場でも「寒さ」は死亡リスクを最大に高める要因のひとつ。
節電の方向性を間違えると命に関わります。
■③ 電気代を最も食うのは“部屋全体を暖める暖房”
エアコン・オイルヒーター・セラミックヒーターなど、
部屋全体を暖房するタイプは電気代が非常に高いです。
例:1時間あたり
・エアコン(強):15〜35円
・セラミックヒーター:20〜40円
・オイルヒーター:20〜50円
暖める空間を最小化することが、節電の基本です。
■④ 防災的に最強の節電暖房は“局所暖房”
暖房の正解は「空間」ではなく「身体を暖める」こと。
● 電気毛布(1時間0.5〜1円)
● こたつ(弱運転で2〜3円)
● 湯たんぽ(繰り返し使用可)
特に電気毛布は“全家電で最強の省エネ”。
身体を直接温めるため、部屋が寒くても体は温かい。
■⑤ エアコン節電のコツは“温度ではなく運転モード”
暖房の最適解は
・設定温度:20〜21℃
・風量:自動
・風向:下向き
・カーテンを閉める
これだけで10〜20%の節電効果。
“こまめに消す”はNGで、
つけっぱなしのほうが消費電力が安定しやすいケースが多い。
■⑥ 電気代を下げる“窓・床・壁”の防災テクニック
冬の失われる熱の半分以上は窓から流出。
安くできる最強の対策は以下。
● 断熱シート(プチプチ)
● 厚手のカーテン
● カーテンの丈を床までにする
● ドア下のすきまテープ
● ラグ・カーペット
“暖房器具を変えるより住環境を変える方が節電効果が大きい”のは防災でも共通です。
■⑦ 電気代を上げる“落とし穴家電”に注意
冬に電気代を跳ね上げる家電は以下。
・乾燥機付き洗濯機
・電気ポットのつけっぱなし
・ホットカーペット(高温)
・こまめに電源を切るエアコン
特に乾燥機は1回50〜70円。
太陽光が出ない冬は「部屋干し+除湿機」の方が安い。
■⑧ 災害時の停電と節電はつながっている
停電中に暖房が止まると体温が急落し命に関わります。
日頃から
・こたつ
・電気毛布
・カセットストーブ
・湯たんぽ
を併用しておくと、停電しても“寒さで命を落とさない”構造がつくれます。
節電=防災強化でもあります。
■まとめ|電気代節約は“命を守りながら行う防災技術”
電気代は上がりますが、暖房を我慢する必要はありません。
大切なのは
・部屋全体ではなく身体を暖める
・暖房効率を上げる
・無駄な電気を使わない
という“仕組みの最適化”です。
結論:
節電は「暖房を削る」のではなく「効率を最大化して命を守る」が正解。
防災士として、冬の節電は命と家計を同時に守る重要な防災行動だと強く感じています。

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