気象庁は、南海トラフ沿いの地震活動や地殻変動の状況を評価するため、定期的に評価検討会・判定会を開催しています。最新の調査結果では、現時点で大規模地震の発生可能性が特段に高まった変化は観測されていません。
■① 最近の地震観測状況
- 南海トラフ周辺で目立った地震活動はなし
- 深部低周波地震(微動)は以下で観測:
- 紀伊半島西部:11月30日〜12月7日
- 四国西部:12月2日〜12月13日
- 四国西部:12月31日〜継続中
■② 地殻変動の観測状況
- 微動とほぼ同期して複数のひずみ計でわずかな変動を観測
- 東海地方:12月12日〜12月13日
- GNSS観測により、静岡県西部〜愛知県東部で傾向の異なる地殻変動を確認
- 御前崎・潮岬・室戸岬周辺では長期的沈降傾向が継続
■③ 地殻活動の評価
- 観測された微動・短期・長期のゆっくりすべりは従来から繰り返し観測されている現象
- 長期的沈降はフィリピン海プレート沈み込みによるもので変化はなし
- これらを総合すると、プレート境界固着状況に特段の変化はなく、発生可能性が平常時より高まったとは判断されない
■④ 今後の検討
- 次回の評価検討会・判定会は令和8年2月6日を予定
- 南海トラフ地震関連解説情報は毎月更新・公表される
■まとめ|防災士からの見解
現状では特段の危険増加は確認されていないが、南海トラフ沿いは平常時でも30年以内の大規模地震発生確率が高い切迫地域である
防災士としては、日常からの備えや避難計画の確認、家族・地域での情報共有を徹底することが重要です。

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