地震対策にはさまざまな情報がありますが、被災地で実感したのは
「実際に助かった備え」はごく限られているという事実です。
ここでは、防災士として現地で見聞きした経験をもとに、本当に意味があった地震対策だけを整理します。
■① 家具の転倒防止は想像以上に効果が大きい
被災直後に動けた人の多くは、家具が倒れていませんでした。
高価なグッズでなくても、配置変更や簡易固定だけで生存率は大きく変わります。
■② 寝る場所の安全確保が生死を分けた
夜間の地震では、逃げる前に被害を受けます。
ベッド周辺に倒れる物がなかった家庭は、冷静に行動できていました。
■③ 水とトイレの備えは「精神的余裕」を生んだ
被災地で最も早く消耗するのは体力ではなく心です。
水と非常用トイレがあるだけで、不安と混乱が大きく減っていました。
■④ 情報が取れた人ほど判断を誤らなかった
スマホ・ラジオで正確な情報を得られた人は、
無駄な移動や危険な行動を避けることができていました。
■⑤ 防災グッズは「使い慣れていた人」が助かった
新品の防災用品より、日常で使っていた物の方が役立っていました。
ローリングストックは理論ではなく、実践で差が出ます。
■⑥ 家族で決めていた“一言ルール”が混乱を防いだ
「まず家の中で安全確保」「揺れが収まるまで動かない」
この一言が決まっていただけで、行動が揃っていました。
■⑦ 在宅避難の準備をしていた家庭は疲弊しにくい
無理に避難所へ行かず、自宅で耐えられた家庭は回復が早い傾向にありました。
在宅避難は、現実的で強い選択肢です。
■⑧ 完璧を目指さなかった人ほど継続できていた
「できることだけやる」という姿勢が、結果的に多くの備えを生んでいました。
途中で止まらないことが、最大の地震対策です。
■まとめ|助かった備えは“地味だが確実”だった
被災地で本当に助かったのは、派手な装備ではありません。
✔ 家具固定
✔ 寝室の安全
✔ 水とトイレ
✔ 情報手段
✔ シンプルな家族ルール
この積み重ねが、命と生活を守っていました。
結論:
地震対策は「現実的で続けられる備え」が一番強い。
防災士として現場を見てきたからこそ断言できます。
今日できる小さな対策が、確実に“助かる側”へ近づけてくれます。

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