【防災士が解説】地震×ローリングストック法|“突然来る地震”に最も強い備蓄の作り方

地震は台風と違い、予兆がありません。
だからこそ 「いつでも生活が続けられる備蓄」=ローリングストック法 が最強の対策になります。

地震後は、
● 停電
● 断水
● ガス停止
● 物流停止
● 自宅待機(在宅避難)
が長期化し、食べ物・水・日用品の確保が困難になります。

防災士として、地震時に本当に役立つローリングストックの作り方を解説します。


■① 地震に備える最大のポイントは「即時性」

地震は事前警報があっても数秒〜数十秒。
準備をする時間はありません。

だからこそ備蓄は、
“家にいるだけで、今すぐ食べられる状態”
を作る必要があります。

ローリングストック法は、まさに地震向きの備蓄方法です。


■② 地震に強いローリングストック食品

加熱不要・水が少なくても食べられる食品が最優先。

● レトルト食品(カレー・丼もの)
● 缶詰(さば・ツナ・肉・パン缶)
● パックご飯
● お湯不要の即食フード
● フリーズドライ味噌汁
● 栄養補助食品(カロリーメイト等)
● 乾麺(パスタ・そば)
● 常温保存できる豆乳・牛乳
● 食べ慣れたお菓子・パン類

特に地震では“火が使えない”ことが多く、
開けてすぐ食べられる食品が命綱になります。


■③ 水は「1人1日3L × 7日分」が必須

地震後は断水が長期化しやすく、復旧に1週間以上かかる地域もあります。

● 飲む水
● 調理
● 歯磨き
● 薬
● トイレ
すべてに水が必要。

最低ライン
1人 3L × 3日(9L)
理想
1人 3L × 7日(21L)

地震は広域被災が多く、給水車が来るまで時間がかかります。


■④ 調理不要を優先する理由

地震後はガス・IH・電子レンジが使えないことも多いです。

● コンロが転倒して危険
● 火災リスクが高まる
● 停電で電子レンジ不可
● ガス停止で加熱できない

だからこそ、
“そのまま食べられる食品” を基準に揃えることが最強。


■⑤ ローリングストックの基本ステップ

とても簡単です。

① 同じ食品を3個ずつ買う
② 賞味期限が近いものから食べる
③ 食べたぶんだけ買い足す
④ 家族全員が見える場所に置く
⑤ 1ヶ月に1回チェック

これだけで、地震の突然の揺れにも対応できます。


■⑥ 保存場所は「倒れない・落ちない・すぐ取れる」が重要

地震対応として大切なのは以下の3つ。

● 高い棚の上に置かない
● 重い缶詰は下段に
● キッチン・リビングなど普段使う位置に置く

“パントリーの奥”ではなく、
普段の生活で自然に回せる場所がベストです。


■⑦ 子ども・高齢者のための特別ローリングストック

地震時はストレスが大きく、食欲が落ちやすいです。

● ゼリー飲料
● 好きな味のレトルト食品
● 柔らかい食品
● 栄養補助食品
● 嚥下しやすいもの
● 粉ミルクや離乳食(必要な家庭)

これらがあるだけで、家族の精神的な安定につながります。


■⑧ 地震後の生活を左右する“トイレの備え”

地震後、最も困るのは食料ではなく トイレ です。
断水+排水管損傷で、流せない事例が多発します。

● 簡易トイレ
● 汚物袋
● 消臭剤
● トイレットペーパー多め

これもローリングストックで「使いながら備える」ことが可能です。


■まとめ|地震対策の本質は“準備しておくこと”

地震は突然起きるため、
「その時にできる対策」では間に合いません。

ローリングストック法は、
● 加熱不要
● 賞味期限切れなし
● 続けやすい
● 家族の好きな食事でOK
● 在宅避難に最適

という、地震に最も適した備蓄方法です。

結論:
地震×ローリングストック法は、突然の揺れでも生活を途切れさせない“最も実用的な備蓄術”である。

防災士として、まず今日できる行動をおすすめします。
「水を1箱買う」「レトルトを3つ買う」——それだけで、あなたの家は地震に強くなります。

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