【防災士が解説】妊娠中・乳幼児家庭の防災|「いつも通り」が通用しない現実

災害時、
妊娠中の方や乳幼児を抱える家庭は
行動の自由度が大きく制限されます。

現場では、
「動けないこと」を想定していなかったために
判断が遅れたケースを何度も見てきました。


■① 妊産婦・乳幼児防災が難しい理由

大人基準の防災は当てはまりません。

・長距離移動ができない
・体調変化が急
・泣き声や授乳の配慮
・睡眠不足が続く

無理がそのままリスクになります。


■② 災害時に起きやすいトラブル

現場で多かった問題です。

・避難が遅れる
・医療につながらない
・物資が合わない
・周囲に気を遣いすぎる

結果として、
心身の負担が一気に増します。


■③ 最優先で考えるべき判断

何より大切なのはこれです。

「早めに動く」「無理をしない」

・警戒段階での避難
・在宅が安全なら在宅
・移動距離を最小限に

迷ったら、
早い判断が正解になるケースが多いです。


■④ 必ず準備しておくべき物

一般的な防災袋とは別に考えます。

・母子手帳(コピー含む)
・ミルク・哺乳瓶・離乳食
・おむつ・おしりふき
・常用薬・保温用品

数日分+余裕が基本です。


■⑤ 避難所での現実的な対応

遠慮は不要です。

・妊娠・乳幼児がいることを伝える
・静かな場所を相談する
・体調変化をすぐ共有する

我慢は、
体調悪化につながります。


■⑥ 周囲・地域ができる配慮

特別な支援でなくて構いません。

・移動の手助け
・順番の配慮
・休める環境づくり

少しの理解が、大きな安心になります。


■⑦ パートナー・家族の役割

一人で背負わせないこと。

・判断を代わる
・荷物を持つ
・情報を集める

支える側の行動が、
安全を左右します。


■⑧ 今日からできる一歩

まずは、これだけで十分です。

・母子手帳をすぐ取れる場所へ
・避難ルートを短く考える
・「無理しない」を家族で共有

それだけで、
妊産婦・乳幼児防災は一段強くなります。


■まとめ|守るべき命が増える防災

妊娠中・乳幼児家庭の防災は、
「特別扱い」ではありません。

結論:
守るべき命が多い分、早く動く。

元消防職員・防災士として断言します。
無事に乗り切れた家庭ほど、
「早めに、遠慮なく」行動していました。
防災は、弱い立場から考える。
それが、家族を守る最短ルートです。

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