避難所で子どもが眠れない状態が続くと、情緒面に大きな変化が現れます。被災地で多くの家族と関わってきた中で、睡眠不足が子どもの心に与える影響は、大人が想像している以上に大きいと感じています。
■① イライラしやすくなる
睡眠不足の子どもは、感情のコントロールが難しくなります。被災地では、普段は穏やかな子どもが、些細なことで怒ったり泣いたりする様子が多く見られました。
■② 不安や怖さが強くなる
十分に眠れていないと、不安や恐怖を感じやすくなります。被災地では、「一人でトイレに行けない」「親から離れたくない」といった行動が目立ちました。
■③ 甘えや依存が強くなる
睡眠不足は、子どもにとって大きなストレスです。その結果、親への甘えや依存が強くなります。被災地では、夜になると親から離れられなくなる子どもが多くいました。
■④ 集中力が低下する
眠れていないと、集中力が落ち、遊びや会話にも影響が出ます。被災地では、日中ぼんやりしている子どもが増え、活動量が落ちるケースがありました。
■⑤ 行動が幼児化することもある
睡眠不足が続くと、一時的に年齢より幼い行動が出ることがあります。被災地では、急に指しゃぶりや夜泣きが再発する子どもも見られました。
■⑥ 大人の不安が子どもに伝わる
子どもは周囲の雰囲気に敏感です。大人が疲れていると、その不安が子どもに伝わり、情緒不安定がさらに強まります。被災地では、親子ともに眠れない状況が負の連鎖になるケースがありました。
■⑦ 睡眠を守ることが子どもの心を守る
子どもの情緒を安定させるためには、まず睡眠を確保することが重要です。被災地経験から言えるのは、暗さや静けさを作る工夫、耳栓やアイマスクといった備えが、子どもの心を守る現実的な防災対策になるということです。

コメント