子どもは毎日、学校へ向かうたびに
「地震・豪雨・不審者・停電・帰宅困難」などのリスクと向き合っています。
特に災害時は、親の目が届かない“通学中”こそ危険。
そこで今回は、防災士の視点から
子どもの通学に本当に必要な“防災グッズ”をまとめます。
■① 子どもの防災の原則は「軽く・使える・迷わない」
通学グッズは重すぎると使われません。
ポイントはこの3つ。
● 軽いこと
● 子どもが自分で使えること
● 緊急時でも迷わないこと
大人と違い、複雑な道具は役に立ちません。
■② 最低限持たせたい「通学防災セット」
ランドセルに入る、小型・軽量の防災セットの基本はこれ。
● 防犯ブザー(大音量タイプ)
● 携帯ライト(ペン型/子どもでも扱いやすい)
● 緊急連絡カード(家・学校・迎え先)
● 小型アルミブランケット
● 絆創膏・ティッシュ
● 携帯用マスク(粉じん・煙対策)
アルミブランケットは「寒さ対策」「雨よけ」
両方に使える“万能アイテム”。
丸めればコンパクトで邪魔になりません。
■③ 通学路で最も危険なのは「帰れないこと」
災害時、子どもは1人で判断できません。
✔ 地震で倒壊の可能性
✔ 大雨で通学路が冠水
✔ 川沿いの道が危険
✔ 信号・電車の停止
✔ 親と電話がつながらない
だからこそ 「帰宅困難を前提とした準備」 が必要です。
■④ もしもの「待機」に備えるアイテム
学校や安全な場所でしばらく待つときに役立つもの。
● 非常食(ラムネ・1口ゼリーなど軽くて安全)
● 水筒に少量の水
● 簡易雨具(ポンチョ型)
● ハンカチ×2枚
お菓子ではなく、“子どもでも喉につまらない安全な非常食”が最適。
■⑤ 子どもが最も困るのは「情報がないこと」
災害時に親と連絡が取れないと、子どもは不安で動けません。
そのために必要なのが…
● 緊急連絡カード(親の名前・電話・勤務先)
● 避難先リスト(学校・地域避難所)
● 「ここへ逃げる」地図を図で書いておく
文章より、絵や地図のほうが子どもは理解しやすい。
■⑥ ランドセル外付けの“命を守る3点”
教員・消防関係者も推奨するのがこの3つ。
● 反射材(事故防止)
● ホイッスル(埋没・迷子時)
● 折りたたみレインコート(防寒にもなる)
特に反射材は
「車からの視認性が2〜3倍に上がる」ため必須レベル。
■⑦ 季節別に必要な通学防災グッズ
季節でリスクは変わるため、内容も変える必要があります。
● 冬:カイロ/手袋/ネックウォーマー
● 夏:冷却タオル/帽子/熱中症対策タブレット
● 梅雨:防水袋/替え靴下
季節に合わせて“入れ替え”が大切です。
■⑧ 家庭で必ず決めるべき「3つのルール」
災害時に迷わないために、家庭で共通ルールを作っておくことが重要です。
① 地震のときはどうする?
② 豪雨のときは帰宅?学校待機?
③ 親と連絡がつかない時の行動ルート
これを決めておくことで、
子どもはパニックになりにくくなります。
■まとめ|子どもの通学防災は“軽さ×使いやすさ×ルールづくり”
子どもは“大人のように判断できない”からこそ、
事前準備で守れる命があります。
● ランドセルには軽量グッズを
● 情報カードは必ず入れる
● 待機に備えたアイテムを数点
● 季節ごとに防災セットを入れ替え
● 家庭の避難ルールを明確にする
結論:
「持たせすぎず、必要なものだけ確実に」
これが子どもの通学防災の最適解です。
防災士として言えるのは、
“災害は学校の行き帰りを狙ってくる”という現実。
親が備えを整えてあげることで、
子どもは確実に強く、安全になります。

コメント