避難所で子どもの睡眠を守るうえで、アイマスクは有効な手段になります。ただし、大人用と同じ感覚で選ぶと、逆に不安を強めてしまうことがあります。被災地で家族支援をしてきた経験から、子ども用アイマスクで重視すべきポイントを整理します。
■① サイズとフィット感を最優先する
子ども用アイマスクは、顔の大きさに合っていることが重要です。大きすぎるとずれやすく、小さすぎると圧迫感が出ます。被災地では、サイズが合わずに途中で外してしまう子どもが多く見られました。
■② 完全遮光にこだわりすぎない
子どもは、真っ暗になることで不安を感じる場合があります。被災地では、光を「少し和らげる」程度のアイマスクの方が、安心して眠れる子どもも多くいました。
■③ 柔らかく肌に優しい素材を選ぶ
子どもの肌は敏感です。ゴワゴワした素材や縫い目が気になると、それだけで眠れなくなります。被災地では、柔らかい布素材のアイマスクが受け入れられやすい傾向がありました。
■④ 締め付けが弱く調整できること
ゴムが強すぎると、頭や顔が痛くなり、嫌がる原因になります。被災地では、長さを調整できるタイプや、締め付けが弱いものの方が安心して使われていました。
■⑤ 親の存在を感じられる工夫
子どもは視界が遮られると不安になることがあります。被災地では、親の声が届く位置で使う、寝る前に声をかけるなどの工夫で、アイマスクへの抵抗が減るケースが多くありました。
■⑥ 嫌がる場合は無理に使わせない
子どもが強く嫌がる場合、無理に使わせると逆効果です。被災地では、タオルを軽く目にかけるなど、代替方法で落ち着く子どももいました。
■⑦ 子どもに合った形が安心を生む
子ども用アイマスクは「眠らせる道具」ではなく、「安心を作る道具」です。被災地経験から言えるのは、子ども一人ひとりに合った選び方が、避難所での睡眠と情緒の安定を守る現実的な防災対策だということです。

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