山間部で地震が起きた場合、最大のリスクは「孤立」です。
被災地では、道路寸断や土砂崩れにより支援が数日届かない現実を何度も見てきました。
ここでは、防災士としての現場経験を踏まえ、山間部地域で本当に必要な地震対策を整理します。
■① 山間部地域の地震リスクの特徴
山間部では、地震の揺れに加えて土砂崩れ・落石・道路寸断が起こりやすくなります。
都市部と違い、救急・支援がすぐに来ない前提で考える必要があります。
■② 地震後の「孤立」を前提に備える
被災地では、山間部ほど孤立期間が長引きました。
最低でも3〜7日間、自力で生活できる備えが現実的なラインになります。
■③ 家の周囲の斜面・擁壁を確認する
地震後に多いのが、斜面崩壊や擁壁の倒壊です。
自宅周辺の地形を把握し、危険箇所を事前に認識しておくことが重要です。
■④ 道路寸断を想定した備蓄計画
山間部では、物資輸送が止まりやすくなります。
水・食料・燃料は「多め」を前提に備えることが命を守ります。
■⑤ 在宅避難の環境を整える
避難所へ行けないケースも多く、在宅避難が基本になります。
簡易トイレ、発電手段、暖房・調理手段の確保が重要です。
■⑥ 近隣との助け合い体制を作る
被災地では、行政より先に近所同士で助け合えた地域が持ちこたえていました。
顔の見える関係づくりは、山間部の重要な防災対策です。
■⑦ 夜間・冬季の地震を想定する
山間部は夜間や冬季の地震で被害が拡大しやすい地域です。
防寒具・照明・移動手段はすぐ使える場所に置いておきましょう。
■⑧ 情報が遮断される前提で行動基準を決める
通信障害が起きやすいのも山間部の特徴です。
情報が入らなくても動けるよう、家族で行動ルールを決めておくことが重要です。
■まとめ|山間部の地震対策は「孤立に耐える力」
山間部の地震対策で最も重要なのは、孤立しても慌てない準備です。
都市部と同じ発想では、命を守りきれません。
結論:
山間部では「支援が来ない時間」を想定した備えが生死を分ける。
防災士として現場を見てきましたが、助かった家庭ほど「備えすぎるくらい」を実践していました。
今日できる備蓄の見直しが、未来の安心につながります。

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