【防災士が解説】市町村消防団における「団係主任」の役割と課題


■① 団係主任とは

市町村の消防団における「団係主任」(分団や係の主任)は、市町村消防の現場責任者として重い役割を担います。消防団長の下で実務を統括し、災害対応の要となる重要なポジションです。


■② 責任範囲

  • 訓練計画の立案・実施
  • 団員の出動管理
  • 装備点検の主導
  • 市町村長の指揮系統下で消防本部と連携し、火災・水害時の初動対応を実施
    → 判断力が常に求められる役割です。

■③ 大変な理由

  • 時間的負担増:夜間・休日出動が多く、本業との兼務で家族時間や休息が犠牲に。団員減少により、一人当たりの業務量が増大。
  • 人的管理の難航:高齢化する団員のモチベーション維持や離脱防止が課題。市町村の予算制約で報酬や支援が不十分。
  • リスク責任:現場指揮でのミスが市民・団員の安全を脅かし、法的責任も伴う。専門トレーニングの機会は限定的。

■④ 市町村特有の課題

市町村消防では、全責任は市町村長に帰属し、団係主任は実務執行者として行政調整も強いられます。地方都市では広報・防災啓発業務も追加され、負担がさらに増大しています。

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