【防災士が解説】年末の地震が突きつけた「備え」の重要性

年末年始は災害が起こりやすい時期です。青森県で最大震度6強の地震が発生し、岩手県では津波も観測されました。気象災害はある程度備えられますが、地震は突然襲ってきます。防災士としての現場経験を踏まえ、災害時に見落とされがちな備えを整理します。


■① 頑丈な家に住む

古い木造家屋が崩れ、比較的新しい建物は無事だった現場を何度も取材してきました。家具を固定しても、建物自体が崩れれば意味がありません。最も重要なのは頑丈な建物に住むことです。

引っ越しや耐震補強には費用がかかりますが、被災者の声として「お金をかけてでも頑丈な家に住めばよかった」という意見が多く聞かれました。昭和56年以前の旧耐震基準の建物は耐震性が不十分な場合が多いため、自宅の建築年を確認することから始めましょう。


■② 停電への備え

北海道胆振東部地震で地域全体が停電する「ブラックアウト」を経験しました。街灯や信号が消え、コンビニやガソリンスタンドも使えません。外に出ても安全は保証されず、非常食だけでは不十分です。

ポータブル電源があれば、明かりはもちろん扇風機や暖房、スマホの充電も可能です。命を守るインフラを自分で確保できる時代になっています。購入後は、何がどこまで動かせるか事前に試すことをおすすめします。


■③ 2日目以降の避難所生活への備え

大規模災害では避難所生活が長引くことがあります。発災直後は命を守ることに集中しますが、避難生活が続くと別のストレスが襲ってきます。

避難所での困りごとは様々です。受験生は「勉強道具がない」、子どもがいる家庭では「トランプが欲しい」、ほかにも「眼鏡がない」「おむつが足りない」「常備薬がない」といった声があります。家族構成や住環境によって必要な備えは変わります。

災害時、停電や断水が長引いた場合に備え、家族で必要物の確認や話し合いをしておくことが重要です。


■まとめ|災害時に見落とされがちな備え

年末年始の地震や災害に備えるには、「頑丈な家」「停電対策」「避難所生活への備え」が不可欠です。防災士として現場で感じたのは、事前に考え、準備しているかどうかで被害の受け方が大きく変わるということです。

結論:
災害への備えは「建物・電源・避難生活の準備」を家族で共有し、具体的な行動計画を立てることが命を守る鍵です。

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