防災は「知っているつもり」になりやすい分野です。しかし現場では、ほんの小さな知識の差が、安全性や負担を大きく分けています。ここでは、防災士として「意外と知られていない」と感じる基本知識を整理します。
■① 非常用持ち出し袋は「重いほど危険」
詰め込みすぎた持ち出し袋は、避難を遅らせます。
本当に必要なのは、最初の数時間をしのげる最小限です。
■② 避難所は「すぐ行けば安心」ではない
避難所は開設直後が最も混乱します。
状況によっては、自宅や車で待機した方が安全な場合もあります。
■③ 水は飲み水だけでは足りない
手洗い、簡易トイレ、体拭き。
生活用水の不足が、体調悪化や感染症につながります。
■④ 災害時、情報は「少なすぎても危険」
情報が入らない不安は、誤った判断を招きます。
ラジオや掲示など、複数の情報源を持つことが重要です。
■⑤ 停電時は「火」が一番危ない
ろうそくやガスの使用は、二次災害の原因になります。
明かりはライトやランタンが基本です。
■⑥ 寒さ対策は「床」が最重要
体温は床から奪われます。
段ボールやマットを一枚敷くだけで、体感温度は大きく変わります。
■⑦ トイレは我慢すると別の災害が起きる
水分を控えると、脱水や血栓のリスクが高まります。
簡易トイレの備えは、命を守る備えです。
■⑧ 助けは「すぐ来る」と思わない
支援が届くまで時間がかかる前提で動く。
この意識が、自律型避難につながります。
■まとめ|小さな知識が生存率を上げる
防災は、特別な技術ではありません。
結論:
意外な基本を知っている人ほど、災害時に落ち着いて動ける
防災士として、知識の引き出しが多い人ほど、限られた環境でも工夫し、自分と周囲を守れていました。
防災は「知らなかった」を一つずつ減らすことから始まります。

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