災害への備えと同じように、人生にも「備え」が必要です。
それが、老後に向けた資産形成=投資です。
投資は贅沢でも博打でもなく、現代における“生活を守る防災行動”の一つと言えます。
■① 働く期間と老後のバランスが崩れている
かつて公的年金制度が設計された時代は、
・働く期間:約45年
・老後:約15年
というバランスでした。
働く期間3に対して、老後1。
「長く働き、短い老後を支える」設計です。
しかし現在は、医学の進歩と寿命の延伸により、
・働く期間:約43年
・老後:約22年
という構造に変化しています。
比率は2:1。
この時点で、制度設計そのものが限界に近づいていることが分かります。
■② 何もしない=一生働く前提になる
このバランスのまま、
・貯蓄も十分でない
・投資もしていない
という状態でいると、選択肢はほぼ一つです。
「働き続ける」しかありません。
本人の意識とは関係なく、
“老後に働かざるを得ない人生設計”が自動的に完成してしまいます。
■③ 解決策は2つしかない
現実的な対策は、次の2つしかありません。
・労働期間をさらに延ばす
・投資によって資産に働いてもらう
生涯現役を選ぶのも一つの考えですが、
体力・健康・景気の影響を受けやすいのが現実です。
そこで必要になるのが、
「お金にも働いてもらう」という発想です。
■④ 投資はギャンブルではなく“防災”
防災の基本は、
「起きてから考える」のではなく
「起きる前に備える」ことです。
老後資金も同じです。
・寿命が延びる
・年金は減る可能性が高い
・医療費の自己負担は増える
これは、すでに見えている“確定リスク”です。
投資は、そのリスクに対する事前対策です。
■⑤ 新NISAは「資産防災の入口」
新NISAは、国が用意した数少ない
「一般人向けの公式な資産防災制度」です。
にもかかわらず、
・口座を開いている人:4人に1人
・実際に投資している人:さらに少数
というのが現状です。
オルカンやS&P500を淡々と積み立てている人は、
実はすでに“防災意識の高い層”に入っています。
■⑥ 現場で感じる「備えの差」
災害対応の現場では、
「知っていたか」「備えていたか」で
結果が大きく変わる場面を何度も見てきました。
お金も同じです。
老後に差が出るのは、才能ではなく“準備の有無”です。
■⑦ 今日できる最小行動
・投資を特別なものと思わない
・「老後も含めて生活を守る防災」と捉える
・少額でも、仕組みづくりを始める
投資は、今すぐ大金を動かすことではありません。
「備えを始める」という意思表示そのものが、最大の一歩です。
災害に備えるように、
老後にも、今から備えていきましょう。

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