断水が起きると、
最初に困るのは「トイレ」です。
家族4人の場合、
どれくらいの水を備えれば安心なのか。
今日は現実的な目安を整理します。
■① 1回に必要な水量
水洗トイレをバケツで流す場合、
1回あたり約6〜8リットル。
平均的な排泄回数は1人1日4〜5回。
つまり、
1人1日約25〜35リットルが目安になります。
■② 家族4人での計算
仮に1人30リットルとすると、
30L × 4人 = 120L/日
3日分なら360リットル。
現実的に、
全量を水でまかなうのは困難です。
■③ 現場で多かった失敗
被災地で多かったのは、
「飲料水をトイレに使ってしまう」ケース。
数日後に飲み水が不足し、
不安が一気に高まりました。
トイレ用水と飲料水は必ず分ける。
これが基本です。
■④ 現実的な対策は“併用”
水だけで対応するのではなく、
・簡易トイレ(凝固剤タイプ)
・排泄袋
・生活用水
を併用します。
これで必要水量は大幅に減らせます。
■⑤ 備蓄水の確保方法
・風呂の残り湯
・ポリタンク(20L×数本)
・雨水(緊急時のみ)
飲用不可と明記し、
用途を分けて保管します。
■⑥ マンション住まいの注意
高層階では排水制限がかかることがあります。
管理組合の指示が出た場合は、
バケツ流しも中止。
独断での使用は逆流リスクを高めます。
■⑦ 水を節約する具体策
・小は簡易トイレへ
・まとめて流す(安全確認後)
・排泄回数の把握
水を使うのは必要最低限に。
■⑧ 今日できる確認
・家に何リットルあるか数える
・簡易トイレの個数を確認
・3日分あるか計算
「なんとなくある」は危険です。
数字で把握します。
■まとめ|水だけで解決しようとしない
家族4人で水だけに頼ると、
必要量は想像以上になります。
結論:
水+簡易トイレの併用が、現実的で壊れない備えです。
防災士として被災地で感じたのは、
水不足が精神的ストレスを急激に高めるということ。
自律型避難の第一歩は、
“数字で把握する備え”です。

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