林野火災は「たまに起きる特殊な災害」と思われがちですが、日本では毎年一定数が発生しています。件数の実態を知ることは、過剰でも不足でもない備えにつながります。現場経験を踏まえ、日本の林野火災の発生件数と特徴を整理します。
■① 日本の林野火災発生件数の全体像
日本では、林野火災は年間おおむね1,000件前後発生しています。年によって増減はありますが、ゼロになることはありません。
■② 火災全体に占める割合
建物火災と比べると件数は少なく見えますが、焼失面積は大きくなりやすく、1件あたりの影響は決して小さくありません。
■③ 発生件数が増える年の特徴
乾燥が続いた年や、強風が多い年は発生件数が増える傾向があります。気象条件が件数に直結する災害です。
■④ 地域差が大きい理由
林野火災は、山林面積が広い地域で多く発生します。特に中山間地域では、件数が集中しやすい特徴があります。
■⑤ 人為的要因が多い現実
日本の林野火災の多くは自然発火ではなく、人の火の不始末が原因です。件数の多さは「人の行動」と深く関係しています。
■⑥ 被災地で感じた件数の印象
被災地派遣の現場では、「毎年起きている」という認識が薄い地域ほど初動が遅れる傾向がありました。件数を知ること自体が防災になります。
■⑦ 統計に表れない影響
件数としては1件でも、長期消火活動や住民避難につながるケースがあり、数字以上の負担が現場にかかります。
■⑧ 件数を知ることが備えの第一歩
林野火災は珍しい災害ではありません。毎年起きている現実を知ることが、過小評価を防ぐ第一歩になります。
■まとめ|件数を知ると林野火災の見え方が変わる
林野火災は日本で毎年発生しており、決して例外的な災害ではありません。件数の実態を知ることで、注意すべき時期や行動が見えてきます。
結論:
林野火災は「起きうる災害」ではなく「毎年起きている災害」です。
防災士として現場に関わってきた経験からも、件数を正しく知っている地域ほど、初動対応が落ち着いていると感じます。

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