【防災士が解説】歩行型ロータリ除雪機の重大事故を防ぐ|防災×除雪機安全対策

便利なはずの除雪機が、
命を奪う凶器になる事故が起きています。

昨冬期、歩行型ロータリ除雪機による事故で、
重傷・死亡事故が少なくとも3件発生しました。

多くは「慣れ」「油断」「少しだけ」という判断が重なった結果です。


■① 除雪機に「ひかれる」事故が起きている

歩行型ロータリ除雪機は、
想像以上に重量があります。

・足を滑らせた瞬間に制御不能になる
・傾斜地でバランスを崩す
・後退時に足を取られる

結果として、
除雪機の下敷きになる事故が発生しています。

足元が不安定な場所では、
無理な操作をしない判断が必要です。


■② 壁や車との「挟まれ事故」に注意

よくあるのが、

・狭い場所での作業
・壁際・車庫・塀の近く

での作業中に、
除雪機と構造物に挟まれる事故です。

後退操作時は特に危険です。
周囲のスペースを確保してから作業を行ってください。


■③ オーガ(回転部)への巻き込まれ事故

除雪機事故で最も多いのが、
オーガへの巻き込まれです。

・詰まった雪を手で取ろうとする
・エンジンを止めずに触る

この行動は非常に危険です。

オーガは一瞬で回転し、
指や腕を巻き込みます。

詰まり除去は必ずエンジン停止後
これが絶対ルールです。


■④ 投雪口に手を入れない

「ちょっと詰まっただけ」
この判断が事故につながります。

投雪口に手を突っ込むと、
突然雪が動き出し、
大きな力で巻き込まれます。

棒などの専用器具を使い、
必ず停止後に対応してください。


■⑤ 閉め切った場所での使用は厳禁

意外と見落とされがちなのが、
一酸化炭素中毒です。

・車庫
・倉庫
・屋内

でエンジンを稼働させると、
短時間で命に関わります。

換気できない場所では、
絶対にエンジンをかけないでください。


■⑥ 除雪機は「機械作業」ではなく「危険作業」

歩行型ロータリ除雪機は、
楽に見えて、
実は非常に危険な機械です。

・ひかれる
・挟まれる
・巻き込まれる
・中毒になる

これらはすべて、
実際に起きている事故です。


■⑦ 命を守るための基本ルール

・無理な場所で使わない
・詰まりは必ず停止後
・周囲に人を近づけない
・屋内では使わない

この基本を守るだけで、
防げる事故は確実にあります。

除雪機は便利ですが、
正しく使ってこそ防災です。

今年の冬も、
「使えてよかった」ではなく
「無事でよかった」と言える選択をしてください。

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