津波警報・大津波警報が出たとき、あなたの行動は“数分”で明暗を分けます。
津波は走って逃げ切れる速度ではなく、揺れを感じた瞬間から避難を始めなければ命が守れません。
この記事では、政府広報オンラインの情報をもとに
✔ 津波から身を守る正しい行動
✔ 避難の注意点
を防災士として解説します。
■① 強い揺れ・弱くても長い揺れを感じたら即避難
津波は「見てから逃げる」では遅すぎます。
沖合では 時速800km(ジェット機並み) の速さで伝わり、陸側でも 時速36km(短距離選手レベル)。
→ 揺れを感じた瞬間に避難開始 が命を守る唯一の行動です。
津波警報を待つ必要はありません。
震源が近い場合、警報が津波到達に間に合わないこともあります。
■② 「より遠く」ではなく「より高い」場所へ逃げる
津波は
● 川沿いの低地へ流れ込み
● V字型の湾では高さが増し
● 複数回繰り返し押し寄せます
“高い場所”こそが最も安全。
海から離れるよりも、まず 標高を確保 することが重要です。
大津波警報・津波警報 → 直ちに高台へ
津波注意報 → 海から離れ、海岸に近づかない
■③ 津波は繰り返し襲う。警報解除まで絶対に戻らない
津波は1度で終わりません。
数分〜数十分おきに複数回来るため、
「波が引いたから安全」ではありません。
警報が解除されるまで海には絶対に近づかない。
これが過去の教訓から学んだ鉄則です。
■④ 避難は“原則徒歩”が命を守る
東日本大震災では、自動車避難が原因で
● 大渋滞
● 避難者の足止め
● 逃げ遅れ
が発生しました。
津波避難は 徒歩が原則。
車は“最後の手段”であり、渋滞のリスクを必ず考える必要があります。
■⑤ 川沿いは絶対に避ける
津波には河口から上流へ逆流する力があります。
● 数十キロ上流まで遡上した過去事例あり
● 河川沿いの避難は極めて危険
たとえ海から離れていても、川沿いを通らない避難経路 を普段から確認しましょう。
■⑥ 木造住宅には逃げない
木造家屋は
● 浸水2m → 倒壊の恐れ
● 浸水1m → 半壊レベルの被害
が起きる非常に脆い構造です。
木造にとどまるのは危険。
避難が遅れるほど命を落とすリスクが上がります。
■⑦ 間に合わない場合は鉄筋コンクリート建物の高層階へ
高台が遠くて間に合わないと判断した場合は、
鉄筋コンクリート製の建物のできるだけ高い階 に避難します。
事前に
● 近くの高い建物
● RC造の避難可能建物
を地図で必ず確認しておきましょう。
■⑧ 浸水地域・避難場所・ルートは“事前に”必ず確認
津波避難はスピードがすべて。
揺れた瞬間に迷わず行動できるように
● 浸水想定区域
● 指定避難場所
● 徒歩での避難ルート
● 夜間用ルート
● 家族との集合場所
を必ず決めておきましょう。
■まとめ|津波から命を守る唯一の方法=即避難
津波は
・速い
・重い
・大きい
・複数回来る
という性質を持ち、見てから逃げるのは不可能です。
結論:
揺れたら海から離れ、高い場所へ全力で逃げる。これだけが命を守る行動。
防災士として東日本大震災の現場経験から断言しますが、
迷った10秒が生死を分ける災害が“津波”です。
警報を待たず、迷わず避難する習慣を持つことが最大の防災です。

コメント