【防災士が解説】洪水・内水氾濫の正しい判断|「川を見に行く」が最悪の選択になる理由

大雨のたびに起きる事故があります。
「様子を見に行ったら流された」

現場では、
洪水は“見る災害”ではなく“離れる災害”
だと何度も痛感してきました。


■① 洪水・内水氾濫が危険な理由

水は静かに、しかし確実に力を増します。

・流れが速い
・足元が見えない
・マンホールが外れる
・一気に水位が上がる

見た目以上に危険なのが洪水です。


■② 「まだ大丈夫」が通用しない瞬間

洪水の怖さは、変化の速さです。

・10分で状況が変わる
・一度流れができると戻れない
・夜間は判断できない

判断が1回遅れるだけで、
避難が不可能になります。


■③ 絶対に近づいてはいけない場所

毎年事故が起きる場所です。

・増水した川・用水路
・アンダーパス
・地下駐車場
・側溝・マンホール周辺

水深より流速が命取りになります。


■④ 洪水時の正しい避難判断

原則はシンプルです。

・浸水想定区域なら早めに避難
・外が危険なら垂直避難
・夜になる前に動く

「避難所へ行く」だけが正解ではありません。


■⑤ 車での避難が危険な理由

車は安全そうに見えますが、

・30cmで操作不能
・ドアが開かない
・エンジン停止

車は簡単に流されます。
無理な車移動は避けてください。


■⑥ 在宅で命を守る行動

外に出られない時は、

・2階以上へ移動
・斜面・川から離れる
・ブレーカーを落とす

「安全な場所にとどまる」
これも立派な避難です。


■⑦ 洪水後に起きやすい事故

水が引いた後も油断は禁物です。

・道路の陥没
・感電
・汚水による感染症

片付けは安全確認後に行ってください。


■⑧ 今日からできる一歩

まずは、これを確認してください。

・自宅は浸水想定区域か
・避難のタイミング
・垂直避難できる場所

知っているかどうかで、
行動は大きく変わります。


■まとめ|洪水は「見に行かない」

洪水は、
確認しに行く災害ではありません。

結論:
水に近づかない判断が、命を守る。

元消防職員・防災士として断言します。
助かった人の共通点は、
「早く離れた人」でした。
危険は、見に行かなくても分かります。
離れる勇気が、命を救います。

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