【防災士が解説】清潔より「不快を減らす」が正解|防災×避難服 衛生

避難所生活で多くの人が悩むのが、
「清潔にできないこと」へのストレスです。

被災地派遣やLOとして避難所に入った経験から断言できるのは、
避難生活では“完全な清潔”は目指さない方がうまくいくということです。


■① 避難所では「衛生=清潔」ではない

災害直後の避難所では、

・入浴できない
・洗濯できない
・着替えが限られる

これが当たり前の環境になります。

この状況で「清潔に保たなければ」と考えるほど、
心と体が追い込まれていきます。


■② 被災地で本当に大事だった衛生の考え方

現場で重視されていたのは、

・臭わない
・蒸れない
・かゆくならない
・不快感が少ない

この4点でした。

見た目の清潔さより、
体が耐えられるかどうかが重要です。


■③ 衛生を守る避難服の条件

避難服に求められる衛生面の条件は、

・肌に張りつかない
・汗を吸っても不快感が少ない
・締めつけが少ない

この3つです。

実際、被災地では
ゆったりしたスウェットや部屋着が重宝されていました。


■④ 下着より「上に着る服」が影響する

衛生というと下着に意識が向きがちですが、
避難所では上に着る服の影響が大きくなります。

・蒸れ
・体温調節
・汗の乾きやすさ

これらは上衣でほぼ決まります。

被災地では、
薄手の長袖を重ね着する人が体調を崩しにくい傾向がありました。


■⑤ ウェットティッシュと服の相性

体を拭く機会が増える避難生活では、

・ウェットティッシュ
・清拭シート

との相性も重要です。

ゴワつく素材の服は、
拭いた後に違和感が出やすく、かえって不快になります。

柔らかい綿混素材の服は、
清拭後も着心地が変わりにくいのが特徴です。


■⑥ 無理に「清潔」を求めなくていい理由

被災地では、
衛生に神経質になりすぎて体調を崩す人もいました。

「完璧にできない」ことを受け入れることも、
立派な防災行動です。

避難服は、
心を守るための道具でもあります。


■⑦ 今日できる最小行動

今着ている服、またはクローゼットの服で、

・汗をかいた後も着られるか
・蒸れにくいか
・肌がかゆくならないか

この3点で一着選んでみてください。

それが、
あなたの「衛生を守る避難服」です。

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