防災アプリは入れているだけでは機能しません。被災地で情報収集や避難判断の支援に関わってきた経験から強く感じるのは、平時に使い慣れていないアプリは、災害時にはほとんど使われないという現実です。防災アプリは「事前に使う」ことで初めて意味を持ちます。
■① 災害時は情報が多すぎて判断できなくなる
地震、豪雨、台風時には、通知が一斉に届きます。被災地では、情報を追いすぎて混乱し、行動が遅れる人を多く見てきました。
■② 被災地で差が出た「見るアプリを絞る」判断
複数のアプリを同時に確認すると、内容が食い違うこともあります。被災地では、見るアプリを2〜3個に絞っていた人ほど、冷静に行動できていました。
■③ 防災アプリは“通知設定”が命
通知が届かなければ意味がありません。被災地では、位置情報や警報設定を事前に確認していた人ほど、避難判断が早くできていました。
■④ 地図機能は避難行動の要になる
避難所の場所、浸水想定、土砂災害警戒区域。被災地では、地図を見ながら「どこに行かないか」を判断できた人ほど、安全な行動が取れていました。
■⑤ 通信が不安定になる前提で使う
災害時は回線が混雑します。被災地では、事前に地図や情報をダウンロードしていた人ほど、通信障害時も落ち着いて行動できていました。
■⑥ 家族で同じアプリを使う意味
家族全員が同じ情報源を持つことで、判断が揃います。被災地では、情報の食い違いによる混乱を防げた家庭が多くありました。
■⑦ 防災アプリは「使い慣れてこそ防災」
防災アプリは魔法の道具ではありません。被災地経験から言えるのは、平時から一度触っておき、通知と地図を確認しておくことが、災害時に命を守る現実的な防災対策だということです。

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