【防災士が解説】災害時の食品備蓄は1週間分が目安|防災×食品備蓄

地震や台風、大雪など、日本では突然ライフラインや物流が止まる災害が起こります。そんなとき、自分と家族の命を守るカギになるのが「家庭での食品備蓄」です。政府広報オンラインが示す具体例をもとに、現実的な1週間分の備え方を整理します。


■① なぜ「1週間分」の食品備蓄が必要なのか

大規模災害では、
・電気・ガス・水道の停止
・スーパーやコンビニの品薄
・支援物資の到着遅れ

が同時に起こります。発災直後から少なくとも数日〜1週間は「自宅で耐える期間」が生じることを前提に備える必要があります。


■② 備蓄の基本は「何を」「どれだけ」

政府広報オンラインでは、備蓄のポイントを
「何をどれだけ備えているか」
と明確に示しています。

目安は【大人2人・1週間分】。これを自宅の人数に応じて増減させて考えます。


■③ 必需品|まずは水と熱源の確保

最優先は水です。

・水:1人1日3リットル
・大人2人×7日=約42リットル
・2Lペットボトル6本入り×4箱が目安

あわせて必須なのが、
・カセットコンロ
・カセットボンベ(12本程度)

ライフライン停止時でも「温かい食事」「湯沸かし」ができることは、体調とメンタルを大きく支えます。


■④ 主菜|タンパク質を切らさない

主菜は「1食1品」を基準に考えます。

・肉・魚・豆類の缶詰:18缶
・牛丼・カレーなどのレトルト:18個
・パスタソースなど:6個

災害時は炭水化物に偏りがちですが、タンパク質不足は体力低下につながります。


■⑤ 主食|調理しやすさを重視

主食は複数パターンを用意します。

・米
・パックご飯
・カップ麺
・乾麺(うどん・パスタなど)

「水だけで食べられる」「短時間調理できる」食品があると安心です。


■⑥ 副菜・果物|栄養と口当たりの確保

副菜は、食事の満足度と栄養バランスを支えます。

・梅干し、漬物
・日持ちする野菜
・フルーツ缶、ジュース
・ドライフルーツ

災害時ほど、ビタミンや食物繊維の重要性が高まります。


■⑦ その他|心を支える食品も大切

見落とされがちですが、
・チョコレート
・ビスケット
・ようかん
・あめ

などの嗜好品は、ストレス軽減に大きな効果があります。
調味料やインスタントみそ汁も忘れずに。


■⑧ ローリングストックで「無理なく継続」

備蓄は「使わずに保管」では続きません。

・普段の食事で消費
・減った分を買い足す

この「ローリングストック」を取り入れることで、
・賞味期限切れ防止
・無駄な出費防止
・常に使い慣れた食品を確保

が可能になります。


■⑨ 今日できる最小行動

・家にある食品を1週間分並べてみる
・水とボンベの本数を数える
・足りないものを1つだけ買い足す

完璧を目指さなくて大丈夫です。
「少しずつ整える」ことが、防災では最も強い備えになります。

災害は、準備した家庭から落ち着いて行動できます。

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