【防災士が解説】発電機でスマホ・パソコンを安全に充電する方法|被災地で実際に起きた失敗例から学ぶ

災害時、
スマホとパソコンが使えるかどうかは、
情報・連絡・安心感を大きく左右します。

しかし被災地では、
「発電機はあるのに充電できない」
「充電したら機器が壊れた」
という事例を何度も見てきました。

ここでは、被災地経験を踏まえて
発電機で安全に充電するための現実的な方法を整理します。


■① 被災地で多かった「充電トラブル」

実際に多発したのは次のようなケースです。

・電圧が不安定でスマホが高温になる
・安価な延長コードで発熱
・一度に複数台つないでブレーカー停止
・インバーター非対応でパソコン故障

特にパソコンは、
一度壊れると復旧できません。


■② スマホとパソコンで「必要な電源の質」は違う

まず大前提として、

・スマホ → 比較的電源に強い
・パソコン → 電源品質に非常に弱い

この違いを理解しておく必要があります。

被災地では
「スマホは大丈夫だったが、パソコンだけ壊れた」
という例が目立ちました。


■③ 発電機は「インバーター式」が基本

安全充電の絶対条件はこれです。

インバーター式発電機を使う

理由
・電圧が安定している
・精密機器向き
・異常電流が起きにくい

非インバーター式では、
スマホは充電できても
パソコンは壊れるリスクがあります。


■④ 直接AC充電より「USB・PD充電」が安全

被災地で安全性が高かった方法は、

・発電機 → USBポート
・発電機 → ポータブル電源 → 充電

この2パターンです。

特に
発電機 → ポータブル電源 → スマホ・PC
は、電圧変動を吸収でき、トラブルが激減しました。


■⑤ 延長コード・タップの落とし穴

現場で実際に起きた事故です。

・家庭用の細い延長コードで発熱
・タコ足配線で溶ける
・雪や水でショート

対策として必要なのは、

・屋外対応(防雨)
・太さ1.25sq以上
・発電機用タップ

「とりあえず家にあるもの」は危険でした。


■⑥ 充電の優先順位を決める

被災地では
「全員が一斉に充電」して失敗するケースが多発しました。

優先順位の例

  1. 情報収集用スマホ
  2. 家族連絡用スマホ
  3. パソコン(短時間)

充電は
短時間・順番制が基本です。


■⑦ 夜間充電・就寝中充電は避ける

実際にあった危険事例です。

・就寝中にスマホが異常発熱
・布団の中で充電して発火寸前

災害時は特に、
目の届く時間帯のみ充電
が鉄則です。


■⑧ 結論:充電は「安全設計」で差が出る

被災地で感じた結論は明確です。

・発電機の種類
・充電方法
・コードと順番

この3点を押さえた家庭だけが、
最後まで通信手段を維持できていました。

スマホやパソコンは、
「ある」より
**「安全に使い続けられる」ことが重要です。


次の記事では、
「ポータブル発電機を車中泊に活かす方法」を、
冬季災害・避難経験をもとに解説します。

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