(公財)福岡県女性財団は、女性問題に関する県民の自主的で創造的な活動を支援し、相互の連携を図ることで、男女の自立と対等な社会参画の推進に寄与することを目的として、平成8年4月に福岡県が設立した公益財団法人です。
■① 福岡県女性財団の設立目的
福岡県女性財団は、女性が抱えるさまざまな課題を社会全体で共有し、解決につなげることを通じて、男女が対等に参画できる社会の実現を目指しています。これは平時の暮らしだけでなく、災害時の意思決定や地域運営にも直結する重要な視点です。
■② 拠点は「あすばる」
財団は、春日市クローバープラザ内にある福岡県男女共同参画センター「あすばる」を拠点に活動しています。「あすばる」は、情報・相談・人材育成・交流の機能を併せ持つ、県内における男女共同参画の中核施設です。
■③ 主な事業内容
福岡県女性財団では、次のような取り組みを行っています。
・女性問題に関する情報の収集・提供
・女性が抱える課題解決に向けた相談支援
・男女共同参画の観点に立った人材育成
・講座やイベントを通じた県民参加と啓発活動
これらは、防災分野においても「気づき」「支え合い」「行動力」を高める基盤となります。
■④ 防災と男女共同参画の関係
災害時には、避難所運営、要配慮者支援、生活再建など、多様な視点が欠かせません。特に女性や子ども、高齢者の声が反映されない防災体制は、二次被害や生活不安を生みやすくなります。女性財団の取り組みは、こうした課題を平時から可視化する役割を果たしています。
■⑤ 防災力を高める「人づくり」
防災は設備や制度だけでは成り立ちません。最終的に地域を支えるのは「人」です。福岡県女性財団が進める人材育成やネットワーク形成は、災害時における共助力・判断力を高め、地域の耐災害力を底上げします。
■⑥ 現場経験から見た重要性
被災地の現場では、「声を上げにくい人」が困難を抱え込む場面を何度も見てきました。男女共同参画の視点は、単なる理念ではなく、命と生活を守るための実践的な防災要素です。
■⑦ まとめ|女性視点は防災の基盤
福岡県女性財団の活動は、男女共同参画の推進にとどまらず、災害に強い社会づくりそのものにつながっています。防災を「特別なもの」にせず、日常の延長線上で支え合える地域をつくる。その土台として、女性財団の役割は今後さらに重要になっていくでしょう。

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