防災用の耳栓を選ぶとき、「遮音性能が高いほど良い」と思われがちです。しかし、被災地での避難所生活を見てきた経験から言えるのは、遮音性能は“高すぎても問題になる”という現実です。
■① 避難所では完全な無音は不要
避難所では、人の気配や最低限の環境音がある方が安心できる人も多くいます。被災地では、完全に音を遮る耳栓を使ったことで、逆に不安が強くなった人もいました。
■② 目的は「不快音を減らすこと」
耳栓の役割は、いびきや話し声、足音といった不快な音を和らげることです。被災地では、これらの音が軽減されるだけで、眠りやすさが大きく改善していました。
■③ 遮音性能は中程度が使いやすい
数値としては、強すぎない遮音性能の耳栓が避難所向きです。被災地では、音が「遠くに聞こえる」程度になる耳栓が、安心感と睡眠の両立につながっていました。
■④ 重要な音が聞こえる余地を残す
アナウンスや呼びかけ、異変に気づくためにも、すべての音を遮断しないことが大切です。被災地では、最低限の音が聞こえることが安心材料になっていました。
■⑤ 音への敏感さで必要性能は変わる
音に敏感な人は、やや遮音性の高い耳栓が合う場合もあります。一方で、音に不安を感じやすい人は、遮音が弱めの方が落ち着くこともあります。被災地では、個人差が非常に大きいと感じました。
■⑥ 数値より「使いやすさ」を重視する
遮音性能の数値だけで選ぶと、使いづらくなることがあります。被災地では、「数字より感覚」で合う耳栓を選んだ人の方が、継続して使えていました。
■⑦ 防災用耳栓はバランスが命
耳栓の遮音性能に正解は一つではありません。被災地経験から言えるのは、不快音を減らしつつ安心感を保てるバランスこそが、避難所で役立つ防災用耳栓の条件だということです。

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