自律型避難は、
これからの日本の防災に欠かせない考え方です。
しかし、広がり始めた今だからこそ、
「理想」と「現実」の差も見えてきました。
■① 自律型避難は“万能”ではない
自律型避難は万能薬ではありません。
・すべての人が自力で動けるわけではない
・判断力に個人差がある
・情報の受け取り方に差がある
まずはこの前提を、
社会全体で共有する必要があります。
■② 高齢者・要支援者とのギャップ
最大の課題はここです。
・身体的に動けない
・判断に時間がかかる
・情報機器に弱い
自律型避難は、
支援とセットでなければ成立しません。
■③ 「自己責任」にすり替わる危険性
自律型避難を誤解すると、
「自分で判断する=行政は関係ない」
という極端な考えに陥ります。
これは危険です。
自律とは「放置」ではありません。
■④ 情報過多が判断を鈍らせる
現代は、
・SNS
・速報
・警報
・個人発信
情報が多すぎる時代です。
自律型避難には、
情報を取捨選択する力が不可欠です。
■⑤ 訓練不足という現実
多くの人は、
・知識として知っている
・でも体験したことがない
この状態です。
自律型避難は、
頭ではなく身体で覚えるものです。
■⑥ 改善点①|「役割分担」を明確に
改善の第一歩は、
・動ける人
・支援が必要な人
・判断役
・連絡役
役割を事前に決めることです。
■⑦ 改善点②|選択肢を増やす
避難は一択ではありません。
・徒歩
・車
・在宅
・分散避難
複数の選択肢を持つことで、
失敗のリスクが下がります。
■⑧ 改善点③|日常に組み込む
特別な防災は続きません。
・通学路
・通勤路
・買い物
・旅行
日常の延長線上で考えることが、
自律型避難を定着させます。
■まとめ|自律型避難は“進化”させるもの
自律型避難は完成形ではありません。
結論:
自律型避難は、改善し続けてこそ真価を発揮する
防災士として感じるのは、
「できない理由」を知ることこそが、
次の命を救う力になるということです。
自律型避難のその先へ。
今こそ、進化の段階に入っています。

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